笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

2020年 NHK大河「麒麟がくる」 ~麒麟は人か?それとも時代か?

2020年02月01日 21時01分03秒 | テレビ
ファンの皆様にこう申し上げては大変失礼かと存じますが、ワタクシ長谷川博己という俳優さんはあまり好みではありません。正直なところ、存在感さほどないでしょ、と。なので大河の主役、と聞いたときは「おぃおぃ、マジかよ。観るのやめようか」と思ったくらい。
俳優として「上昇志向はあるのに実が伴っていない感じ」、とでもいうような印象をどうしても感じてしまうのです。で、(すったもんだの末の)第1話を観て感じたのは、やはり、

「あ~、これで一年いくのか」と。

もちろん第1話ですので、若かりし頃(しかもフィクション)のお話しです。長谷川くん、若々しさ全開で走り回っておりましたわよ。しかも戦国なのに天然色カラーのお召し物で。思わず、うっひゃ~、でございます。

でもよくよく考えれば、この俳優の、それこそ私が抱いている「上昇志向はあるのに実が伴っていない感じ」は、そのまま明智光秀に通ずるものがあるんじゃないかと、今は思っているのです。
良いところまではいった、が、天才ではないゆえの悲哀を、嫉妬を、「正義」と言う名に変えて爆発させちゃった明智光秀。

俳優 長谷川博己が、明智光秀の小心を、嫉妬を、猜疑心にまみれ悶えた末の暴挙を、どう演じてくれるか。ワタクシそのような目で最後までこの作品についていくことにしました。

そう。どのように「ジョーカー」になってゆくのか、を。
出来るものなら、演ってみろ、という非常に意地悪な気持ちで、応援したいと思います。

ちなみに、タイトルの「麒麟」ですが、麒麟が平和で豊穣の世に現れる霊獣ならば、光秀が信長を討った後に豊臣の天下が訪れたのですから麒麟は秀吉のことを指しますね。その天下を呼ぶきっかけが光秀の謀反にあるとしても「麒麟が"くる"」のですから、麒麟は秀吉を指します。ということは、麒麟は光秀のことではなく、光秀は「麒麟を呼ぶきっかけを作った人」ということになります。ですので、麒麟は光秀のことではない、というのが私の解釈なのですががががが。

まぁ、なにはともあれ、

がんばれ、ハセガワくん!


ところで、今回の作品で個人的に非常に楽しみなのが、織田信長役の染谷将太くん! これまでになかった、"ほとんど童顔"の信長でございます(^_^;) 
高齢視聴者向けに言えば「緒方拳が"信長"演じますよぅ」的な感じ、とでも言いましょうか?
あの染谷くんが、血も涙もなく比叡山焼き討ちとか命じるわけ? 最近の信長ファッションである、ブーツに黒マント、とか着ちゃうわけ? しかも藤吉郎役は佐々木蔵之助さん←逆だろう。

ちなみに、染谷くんの作品でお勧めは「Wood Job」。



怖~い先輩役の伊藤英明さんは「麒麟がくる」では齋藤義龍役。後に信長と戦う間柄です。

こう書いていくと、なんだかんだ言っても、やっぱりいろいろ楽しめそうな2020年大河でございます(^^)/ みんな、がんばってね!
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