中井貴一さんは、正直苦手な役者さんです。
どうも暗い。いつも何かを押し殺しているようで、感情の起伏が見えない。。(ファンの皆様ごめんなさい)
とはいうものの同じくNHKの「サラメシ」などでは超ノリノリ、ご機嫌なナレーションを披露するなど、おそらくご本人はお茶目で真面目、楽しい方なんだろうな~、とは感じつつも、俳優としてはどーも「見えずらい方」なのです。。
ところが、そんな「見えずらさ」ががっちりハマったのがこの作品!
「雲霧仁左衛門」は、久しぶりに骨太で重厚、俳優陣を100パーセント信頼して楽しめる時代劇でした!
もう雲霧仁左衛門は中井貴一さんしか考えられない。
同じ池波正太郎作品の「鬼平」が中村吉右衛門さんでしか考えられないように。。
ちなみに、この作品では盗賊が主人公ですから、火盗改はやられっぱなしな訳です(^ ^;)國村隼さん扮する火盗改長官、安部式部も部下達も、正直なんだかなぁな感じで(吉右衛門さんの鬼平シリーズと比較して)。
國村さんもあんな感じですから(失礼)、ダメじゃん安部式部。。。と最終回を見ていたのですが
お大名家のことは火盗改の管轄にあらず。ほっておけ。
と、雲霧を見逃す式部。
その瞬間同時に見ていたツィートが一斉に、
式部、かっけー!
そうきたか式部!
おおおおおお、しきぶぅぅ。。。!
と、絶賛の嵐。
國村式部、最終回の最後の最後に面目躍如でございます。
ここね、実は泣かせどころなんです。辻兄弟の無念を受け止めた式部、さすがは鬼平の先輩。
もちろん原作を読んでないので、どこまで筋を追っているのかわかりませんが、ビジュアルができたので原作を読んでみようと思います。
とにかく、カッコイイ正統派の時代劇でした!
でかしたNHK!
日曜の再放送も観るよ♪(^^)/