9月中旬に叔母を見送り、今ひとつ調子が上がらないまま10月を迎えます。。
「いや、こんな状態良くないでしょ!」
と、9月の最終日、気分転換に鎌倉に霊獣詣でに出かけました。
訪問先は北鎌倉の八雲神社と鎌倉小町の蛭子(ひるこ)神社です。
八雲神社の向拝彫刻が7月に行った横須賀の西叶神社の向拝彫刻を手がけた後藤義光作だと知り、「これは行かねば!」と思っていたのですよね。蛭子神社は前回伺った時は大掃除の真っ最中で見学できなかったのです。
ランチはあそこで、お土産はここで…なんていろいろ計画を立てていれば、気分もちょっと上がってくるというもの(^_^;)単純
8時半に北鎌倉に到着。八雲神社を目指します。
北鎌倉駅東口から鳥居をくぐる正式なルートはこの階段
東口側から上がるとこんな感じで、神社が見えます。
味わいのある表情の狛犬殿
吽形 阿形
ちなみに北鎌倉駅西口から踏切を超えて境内に入るルートはこのトンネルを抜けます。
「千と千尋」感満点な不思議なトンネル。。(^_^;)
八雲神社は(失礼ながら)全体的にかなり破損が目立ちます。阿形木鼻側の持ち送りは欠落、本殿正面の3面ある額も1枚しかありません(>_<)
高台の開けた場所にある神社なので、まともに風雨を受けてしまうのでしょう。
水引虹梁の蟇股 箏を引く弁天様と聞き惚れる龍
強い表情の阿形の木鼻
優しい表情の吽形の木鼻
私は専門家ではないので後藤義光の作品の特徴は存じませんが、ひょっとしたら「目玉の入れ方かな」なんて気がしました。「目」じゃなくて「目玉」が入っている印象なんですよね。
その後徒歩で鎌倉八幡宮まで下りて行くのですが、途中の三日月堂花仙で一休み。本日のお土産はこちらの「鎌倉どらやき」と決めていたのです(^^)b
コロナの影響で閉じていた喫茶も再開されていたので、いちごかき氷を頂きました。
開店直後だったのでまだお客もおらず、のんびりできました。
写真撮っていいですか? と聞いたら「美人に撮って下さいね(^^)」とのことでパチリ
上品でキレイなピンク色 お味も上品でございました
その後、鎌倉八幡宮を横切って
蛭子神社に到着
蛭子神社は、華奢で可愛らしい佇まいだな、というのが私の第一印象です。
八雲神社と同じ「村社」ということで最小のコミニティの中にある神社です。実はこちらの境内、駐車場として一部利用されているようで、前回「境内の車は皆さんのですか?」と聞いたところ、駐車場として貸し出しているということを聞き、ちょっとびっくりしたんですよね。
私:「じゃ、利用者は車で鳥居をくぐるってことですか?とんだ無礼者じゃないですか」
オジサン:「そ。ここを維持するために、神さまに我慢してもらってるんだよね~」
私:「あ~。。。」
やれ欠損してるの、修繕したらいいのに、と言えるは、運営の苦労を知らない部外者だからなんですよね。
さて、蛭子神社の面白さは、まず「唐破風懸魚」
黄安(こうあん)というお方だそうです
---------------------------------------------------
※黄安(こうあん、通称:亀仙人)は、前漢・武帝の時代の仙人。3尺もある亀に乗っており、その亀は3000年に1回しか首を出さなかったと言われる。黄安は5回出したのを見たといわれ、単純計算でも黄安は1万5千年生きたことになる。
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長寿や奇跡のシンボルなんでしょうか?
ところで、蛭子(ひるこ)は蛭子(えびす)とも読みます。これをウィキで調べてみたら、
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・『古事記』において国産みの際、イザナキ(伊耶那岐命)とイザナミ(伊耶那美命)との間に生まれた最初の神。しかし、子作りの際に女神であるイザナミから先に男神のイザナキに声をかけた事が原因で不具の子に生まれたため、葦船に入れられオノゴロ島から流されてしまう。、
・後世の解釈では、水蛭子とあることから水蛭のように手足が異形であったのではないかという推測を生んだ、
・流された蛭子神が流れ着いたという伝説は日本各地に残っている。、
・日本沿岸の地域では、漂着物をえびす神として信仰するところが多い。ヒルコとえびす(恵比寿・戎)を同一視する説は室町時代からおこった新しい説であり、
・海のかなたから流れ着いた子が神であり、いずれ福をもたらすという蛭子の福神伝承が異相の釣魚翁であるエビス(夷/恵比寿など)と結びつき、ヒルコとエビスの混同につながったとされる
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のように書かれていました。
ちなみに役瓦の唐獅子も後ろ足部分が魚の形状になっております。※クリップレンズにて撮影
阿形
吽形
なんか、優しいな~、と思いましたよ。
どんな形でも、ここに来ていいんだよ、それはなにかの奇跡かもしれないんだから、と言われているようで。
ここで時間は11時。本日のランチは老舗のお蕎麦屋さん「峰本 本店」で親子丼を頂きます。本店は八幡宮大鳥居(三の鳥居)の足元にあるので早い時間での満席は間違いなし(事実そうだった)。というわけで急ぎ八幡宮に戻ります。
老舗の蕎麦屋なのになんで親子丼を食べるのかというと、金曜日の中秋の名月を見たから。
黄色くてまんまる、ときたら、もう玉子しか思い浮かばない。
玉子はとろとろ、お味も実にマイルド。美味しかった~
峰本は初めてのお店です。まだまだ美味しそうな丼メニューがあるので、また行きたいと思います(^^)ごちそうさまでした。
食後は小町通りをぶらぶらしながら鎌倉駅へ、いつものおせんべいのお店に立ち寄りお買い物。
半日歩き回って、美味しいもの食べて、いい気分転換ができた気がします。
10月から年度末までありがたいことにお仕事もぎっしりで、いつまでも「沁みている」暇はありません。
「したいことは、出来るうちにする」、を改めて座右の銘に置き、明日からまた通常運転の自分に戻ろうと思います(^^)それでいいや
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本日のお土産
三日月堂 花仙の「鎌倉どらやき」と
鎌倉壱番屋の煎餅セット
「いや、こんな状態良くないでしょ!」
と、9月の最終日、気分転換に鎌倉に霊獣詣でに出かけました。
訪問先は北鎌倉の八雲神社と鎌倉小町の蛭子(ひるこ)神社です。
八雲神社の向拝彫刻が7月に行った横須賀の西叶神社の向拝彫刻を手がけた後藤義光作だと知り、「これは行かねば!」と思っていたのですよね。蛭子神社は前回伺った時は大掃除の真っ最中で見学できなかったのです。
ランチはあそこで、お土産はここで…なんていろいろ計画を立てていれば、気分もちょっと上がってくるというもの(^_^;)単純
8時半に北鎌倉に到着。八雲神社を目指します。
北鎌倉駅東口から鳥居をくぐる正式なルートはこの階段
東口側から上がるとこんな感じで、神社が見えます。
味わいのある表情の狛犬殿
吽形 阿形
ちなみに北鎌倉駅西口から踏切を超えて境内に入るルートはこのトンネルを抜けます。
「千と千尋」感満点な不思議なトンネル。。(^_^;)
八雲神社は(失礼ながら)全体的にかなり破損が目立ちます。阿形木鼻側の持ち送りは欠落、本殿正面の3面ある額も1枚しかありません(>_<)
高台の開けた場所にある神社なので、まともに風雨を受けてしまうのでしょう。
水引虹梁の蟇股 箏を引く弁天様と聞き惚れる龍
強い表情の阿形の木鼻
優しい表情の吽形の木鼻
私は専門家ではないので後藤義光の作品の特徴は存じませんが、ひょっとしたら「目玉の入れ方かな」なんて気がしました。「目」じゃなくて「目玉」が入っている印象なんですよね。
その後徒歩で鎌倉八幡宮まで下りて行くのですが、途中の三日月堂花仙で一休み。本日のお土産はこちらの「鎌倉どらやき」と決めていたのです(^^)b
コロナの影響で閉じていた喫茶も再開されていたので、いちごかき氷を頂きました。
開店直後だったのでまだお客もおらず、のんびりできました。
写真撮っていいですか? と聞いたら「美人に撮って下さいね(^^)」とのことでパチリ
上品でキレイなピンク色 お味も上品でございました
その後、鎌倉八幡宮を横切って
蛭子神社に到着
蛭子神社は、華奢で可愛らしい佇まいだな、というのが私の第一印象です。
八雲神社と同じ「村社」ということで最小のコミニティの中にある神社です。実はこちらの境内、駐車場として一部利用されているようで、前回「境内の車は皆さんのですか?」と聞いたところ、駐車場として貸し出しているということを聞き、ちょっとびっくりしたんですよね。
私:「じゃ、利用者は車で鳥居をくぐるってことですか?とんだ無礼者じゃないですか」
オジサン:「そ。ここを維持するために、神さまに我慢してもらってるんだよね~」
私:「あ~。。。」
やれ欠損してるの、修繕したらいいのに、と言えるは、運営の苦労を知らない部外者だからなんですよね。
さて、蛭子神社の面白さは、まず「唐破風懸魚」
黄安(こうあん)というお方だそうです
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※黄安(こうあん、通称:亀仙人)は、前漢・武帝の時代の仙人。3尺もある亀に乗っており、その亀は3000年に1回しか首を出さなかったと言われる。黄安は5回出したのを見たといわれ、単純計算でも黄安は1万5千年生きたことになる。
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長寿や奇跡のシンボルなんでしょうか?
ところで、蛭子(ひるこ)は蛭子(えびす)とも読みます。これをウィキで調べてみたら、
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・『古事記』において国産みの際、イザナキ(伊耶那岐命)とイザナミ(伊耶那美命)との間に生まれた最初の神。しかし、子作りの際に女神であるイザナミから先に男神のイザナキに声をかけた事が原因で不具の子に生まれたため、葦船に入れられオノゴロ島から流されてしまう。、
・後世の解釈では、水蛭子とあることから水蛭のように手足が異形であったのではないかという推測を生んだ、
・流された蛭子神が流れ着いたという伝説は日本各地に残っている。、
・日本沿岸の地域では、漂着物をえびす神として信仰するところが多い。ヒルコとえびす(恵比寿・戎)を同一視する説は室町時代からおこった新しい説であり、
・海のかなたから流れ着いた子が神であり、いずれ福をもたらすという蛭子の福神伝承が異相の釣魚翁であるエビス(夷/恵比寿など)と結びつき、ヒルコとエビスの混同につながったとされる
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のように書かれていました。
ちなみに役瓦の唐獅子も後ろ足部分が魚の形状になっております。※クリップレンズにて撮影
阿形
吽形
なんか、優しいな~、と思いましたよ。
どんな形でも、ここに来ていいんだよ、それはなにかの奇跡かもしれないんだから、と言われているようで。
ここで時間は11時。本日のランチは老舗のお蕎麦屋さん「峰本 本店」で親子丼を頂きます。本店は八幡宮大鳥居(三の鳥居)の足元にあるので早い時間での満席は間違いなし(事実そうだった)。というわけで急ぎ八幡宮に戻ります。
老舗の蕎麦屋なのになんで親子丼を食べるのかというと、金曜日の中秋の名月を見たから。
黄色くてまんまる、ときたら、もう玉子しか思い浮かばない。
玉子はとろとろ、お味も実にマイルド。美味しかった~
峰本は初めてのお店です。まだまだ美味しそうな丼メニューがあるので、また行きたいと思います(^^)ごちそうさまでした。
食後は小町通りをぶらぶらしながら鎌倉駅へ、いつものおせんべいのお店に立ち寄りお買い物。
半日歩き回って、美味しいもの食べて、いい気分転換ができた気がします。
10月から年度末までありがたいことにお仕事もぎっしりで、いつまでも「沁みている」暇はありません。
「したいことは、出来るうちにする」、を改めて座右の銘に置き、明日からまた通常運転の自分に戻ろうと思います(^^)それでいいや
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本日のお土産
三日月堂 花仙の「鎌倉どらやき」と
鎌倉壱番屋の煎餅セット