自宅近くで路肩工事をしています。
昨日帰宅途中に通りがかると、フェンスの中からミャアミャアと子猫の声がします。
チチチと呼びかけると、工事用具の下でモゾモゾと動く影が見えました。
どうやら子猫が中に隠れているようなのです。路肩のすぐ脇は車道で、悪くすれば明日の朝轢かれた子猫を見ることになるかも知れません。。。ただ助けたところでどうせ飼えないのだから放っておけばいいものを、「とにかくここからは出してやろう」と呼び続けると、近くまで寄っては来るものの、車のヘッドライトに驚いてまた工具類の奥に入ってしまいます。
灯りといえば脇を通るそんなヘッドライトしかない中、なんとか手探りで捕まえようとしていた時、いつの間にか小学生くらいの女の子とそのお兄ちゃんらしき2人が私のそばにいたのです。子猫がいることに気が付いたのでしょう、「ここにいたら車に轢かれちゃうよ」と、女の子は地面に膝をつき、フェンスの下の僅かな隙間に手を入れて猫を呼び始めました。
とにかく20センチ後ろを車が走っているのですから。。大人と子供が何をしているんだか、です(笑)
ふとバックの中に手をつけていないパン(お昼の残り)があったのを思い出し、「これで呼んでごらん」と半分にして2人に渡しました。フェンス下に手を入れた女の子が「食べないみたい」というので、今度は私が手を入れて「おいで、おいで」と呼ぶと、子猫が口をつけた感じが伝わってきます。でもチビチビ舐めてでもいるのか、いわゆる「食い付いた」感がありません。それでも少しずつ手前に引き寄せたタイミングで子猫の後ろ足が見えたので、そこを掴みフェンスの隙間から引きずり出すことに成功! 生後2ヶ月くらい、健康そうできれいなキジトラの子猫でした。足を引っ張られても爪を立てないところを見ると、飼い猫だったのでしょう。
猫が出てくるや、女の子はしっかりと猫を抱きしめ、スタスタと歩き始めました。お兄ちゃんはパンの半分を持ってクンクン匂いをかいでます。
(黒糖ベーグルだもんね)。「食べちゃえば?」というとムシャムシャ食べ始めました。(子猫と変わらん)
さて、とりあえず子猫は引きずり出せたものの、これからどうしようかな~と考えながら、女の子に追いつき「この子猫どこに放す?」と言うと「うちには茶色の猫がいてラッピーっていうんだよ。この子はキジトラだからキジって名前にしよう」というではありませんか。
「連れて帰ってお母さんに怒られないの?」と、-自分の子供時代、猫を連れ帰って母親に激しく怒られたことを思い出して-聞くと「ううん、お母さんは猫が好きだから」。
あ、そおぉ~?、よかった~。「そう、この子可愛いし大人しいし、きっとお母さんも気に入ってくれると思うよ」などと、内心バンザイバンザイな気持ちを抑えながら、そこは大人らしく「じゃ、暗いから気をつけて帰りなさいね」と2人とバイバイしたのでした。
後から考えたのですが、猫を抱くやいなやスタスタと私から離れたのは、私が子猫を持っていってしまうからとでも思ったのでしょうね(笑)。
それにしても「この子猫どこに放す?」って言う私も無責任なヤツです。放された子猫は結局フェンスの中で泣いていた時と状況は変わらないのですから。。所詮面倒を見ることが出来ないなら、おせっかいなどせずに知らん顔して通り過ぎればよかったのかもしれません。 そうです私は無責任なお人よしなのです(涙)
でも、あの2人が来てくれてよかった。これで子猫も幸せに暮らせることでしょう。
子供たちをあの場に導いて、子猫と私を救ってくれた神様にただただ感謝です。
昨日帰宅途中に通りがかると、フェンスの中からミャアミャアと子猫の声がします。
チチチと呼びかけると、工事用具の下でモゾモゾと動く影が見えました。
どうやら子猫が中に隠れているようなのです。路肩のすぐ脇は車道で、悪くすれば明日の朝轢かれた子猫を見ることになるかも知れません。。。ただ助けたところでどうせ飼えないのだから放っておけばいいものを、「とにかくここからは出してやろう」と呼び続けると、近くまで寄っては来るものの、車のヘッドライトに驚いてまた工具類の奥に入ってしまいます。
灯りといえば脇を通るそんなヘッドライトしかない中、なんとか手探りで捕まえようとしていた時、いつの間にか小学生くらいの女の子とそのお兄ちゃんらしき2人が私のそばにいたのです。子猫がいることに気が付いたのでしょう、「ここにいたら車に轢かれちゃうよ」と、女の子は地面に膝をつき、フェンスの下の僅かな隙間に手を入れて猫を呼び始めました。
とにかく20センチ後ろを車が走っているのですから。。大人と子供が何をしているんだか、です(笑)
ふとバックの中に手をつけていないパン(お昼の残り)があったのを思い出し、「これで呼んでごらん」と半分にして2人に渡しました。フェンス下に手を入れた女の子が「食べないみたい」というので、今度は私が手を入れて「おいで、おいで」と呼ぶと、子猫が口をつけた感じが伝わってきます。でもチビチビ舐めてでもいるのか、いわゆる「食い付いた」感がありません。それでも少しずつ手前に引き寄せたタイミングで子猫の後ろ足が見えたので、そこを掴みフェンスの隙間から引きずり出すことに成功! 生後2ヶ月くらい、健康そうできれいなキジトラの子猫でした。足を引っ張られても爪を立てないところを見ると、飼い猫だったのでしょう。
猫が出てくるや、女の子はしっかりと猫を抱きしめ、スタスタと歩き始めました。お兄ちゃんはパンの半分を持ってクンクン匂いをかいでます。
(黒糖ベーグルだもんね)。「食べちゃえば?」というとムシャムシャ食べ始めました。(子猫と変わらん)
さて、とりあえず子猫は引きずり出せたものの、これからどうしようかな~と考えながら、女の子に追いつき「この子猫どこに放す?」と言うと「うちには茶色の猫がいてラッピーっていうんだよ。この子はキジトラだからキジって名前にしよう」というではありませんか。
「連れて帰ってお母さんに怒られないの?」と、-自分の子供時代、猫を連れ帰って母親に激しく怒られたことを思い出して-聞くと「ううん、お母さんは猫が好きだから」。
あ、そおぉ~?、よかった~。「そう、この子可愛いし大人しいし、きっとお母さんも気に入ってくれると思うよ」などと、内心バンザイバンザイな気持ちを抑えながら、そこは大人らしく「じゃ、暗いから気をつけて帰りなさいね」と2人とバイバイしたのでした。
後から考えたのですが、猫を抱くやいなやスタスタと私から離れたのは、私が子猫を持っていってしまうからとでも思ったのでしょうね(笑)。
それにしても「この子猫どこに放す?」って言う私も無責任なヤツです。放された子猫は結局フェンスの中で泣いていた時と状況は変わらないのですから。。所詮面倒を見ることが出来ないなら、おせっかいなどせずに知らん顔して通り過ぎればよかったのかもしれません。 そうです私は無責任なお人よしなのです(涙)
でも、あの2人が来てくれてよかった。これで子猫も幸せに暮らせることでしょう。
子供たちをあの場に導いて、子猫と私を救ってくれた神様にただただ感謝です。