行ってきました。
「結構な込み具合」ということは何となく知っていましたが、こんなにも並ぶとわ。。な、「2016 若冲展」でございます。
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「釈迦三尊像」、「動物綵絵」全幅を東京では初めて一同に展示するほか、昨年83年ぶりに発見され一般には初公開となる「孔雀鳳凰図」を展示している。
ほかにも、重要文化財の「仙人掌群鶏図襖絵」、「菜蟲譜」、また「糸瓜群虫図」、「果蔬涅槃図」などの初期から晩年までの代表作、さらにプライスコレクションから「鳥獣花木図屏風」「旭日雄鶏図」などが紹介されている。
「若冲を語る上で欠かせない傑作ばかり、まさに若冲決定版と呼ぶにふさわしい展覧会」
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ということで、私のお目当てはこの「動物綵絵」30福。これまでにも展示はあったようなのですが、まぁ、いいか、と例によってスルーしていたのですね「いつでも観られる」と。
でも、今の私は「観られるときにに観ておかないと」のヒトなので(^_^;)
さて、開館から結構な人混みらしい、ということくらいは聞いていたので、とりあえず8;30分に会場に到着。ががが、もうすでに会場を取りまくような人混みで、敷地内に入れたのが2時間後、
さらに展示室までには1時間以上かかり。。。
もうねぇ、観るまでに倒れる人が居てもおかしくない状況。
ただ私の周りでは、人混みを撮影してSNSにアップしながら時間つぶす人、お菓子を食べる人、読書する人(私も)と、待ち時間を気長に待っているようでした。
まぁ、並んでいれば、いずれ観られるし。。
さて、11時30分にようやく作品群とご対面(^^)/
画集などを眺めることのある伊藤若冲でしたが、現物を見るのは初めて。
いや~、、、ただただ素晴らしいの一言でした。やっぱ画集ではこの感覚は味わえない。
1750年代の作品群ですから270年くらいは経っているはずなのに、胡粉の輝き、顔料の質感ったら((+_+))
ふわりと重なる鳥の羽のゆらめき!
羽の下から伝わる空気感!
輝く雪の白さ!
音が聞こえてくるような画面!
絵なのに、絵じゃない。。。
こんな画面を造る若冲って、異常過ぎる。。。。
何しろ3時間も並んだものですから。しっかり最前列をキープしてじっくり鑑賞してきましたです。
もうねぇ、冥途の土産な気持ちでしっかりと、目と心に焼き付けてきました(^_^;)
同時に、今日までこれらの作品を「欠くことなく」よく守ってくれたものだと感謝しましたし、海外に流出しなくて本当に良かったと、心から思ったりもしました。
それにしても、美術館巡り(しかも国内の、東京都美術館だよ)にこんなに体力がいるものだとは思いませんでしたわ。足腰鍛えないと、好きな絵も観に行けなくなる、としみじみ感じた「若冲展」でございました(^_^;)