笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「城塞」読了  ~真田丸・大坂の陣を、もう少し味わいたい貴兄へ

2017年01月15日 18時08分51秒 | 読書

昨年の11月、近所のBook-Offで発見! 即購入して読み始めたのですが、涙の年越し。
お正月休みにようやく読了いたしました。
「関ヶ原」に次いでこちらでも家康の軍はゆっくり大阪に向かいます。「最近の若者は…」と苦虫を潰しながら(^_^;)

関ヶ原の戦いから14年。徳川四天王と言われた勇将はもはやなく、先陣を我先に争うように駆けた勇猛な大名衆もなく。70歳になった家康は「なんでこんな年になってまで、野戦に立たねばならんのか」とぼやくこと、ぼやくこと。とにかく何もかもが気に入らないわけです。

さて、この作品での幸村は以下のように表現されています。

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「左衛門の佐どの」という官称でよばれている真田幸村は、情の細やかなうまれつきで、しかも性格にあまりひずみがなく、人あたりもよかった
(下巻 P349)
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う~ん。堺さんもいいけど、(40代の)田村亮さんあたりでもいいかも。。。などとワタクシ的に妄想いたします。熱が表に出ない、なんとも紳士的な印象ですねぇ。ザッツ次男坊。
後藤又兵衛は、哀川さんよりももう少し「ろうたけた」印象でしょうか。

物語は小幡官兵衛という人物の目を通して進みます。彼は徳川方の間者として、かつ大野修理の客人という設定。上・中巻は徳川方に翻弄される大野親子(修理、大蔵卿)が描かれます。(ちなみに「真田丸」のくだりは中巻の356ページ)
いくつかの書評では、もれなく家康のやり方に腹が立つなり、な感想が並んでいる本作ですが、実は私、家康のこのカンジ嫌いではありません。
「天下を獲る、敵の芽は根絶やしにする、家名を盤石にする」を目的にするのであれば、ここまで深く広く物事を考え手を打たないといけないわけですよ。それこそ徹底的に。
そして、そんな家康にとにかく寄らば大樹の陰的に着き従った大小の武将たちを「卑怯じゃん」と嗤えない自分がいることもわかっているわけです。私だって、とてもじゃないけど大坂方にはつかないし、つけない。仮に味方しても多分逃げちゃう。

そんな大坂方に味方し、夏の陣での戦いを描いたのが下巻です。
なので、真田丸ロスの皆様は、下巻のみ(それも288ページあたりから)お読みいただければよろしいかと思います(^_^.)団衛門のくだりの後ね。

で、皮肉にも又兵衛と幸村に想いを馳せ、その名誉を守ったのが、誰あろう家康なわけです。。
又兵衛については、P306~P308に、幸村については、P511~P512あたりでしょうか。

ちなみに、岡本健一さんで(失礼ながら)すっかり有名になった毛利勝永殿の怒涛の大活躍が描かれるのもこの下巻でございます。ここはビジュアルまるかぶりで楽しめるポイントですぞよ(^o^)

未読+"真田丸ロスどうすれば~"、の方はぜひ(^^)
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2017年 NHK大河「女城主 直虎」  ~子役たちにオバさんキュン死

2017年01月09日 12時11分50秒 | テレビ

もうねぇ、さすがはNHKでございます。

いったいどこからこんな子供を見つけてくるですか!? 

ってくらい、超絶子役キャスティング。
特に、鶴丸役の小林颯(かい)くん、彼には2度びっくり。

その1 精霊の守り人のチャグム王子! この年齢の子供って2年足らずでこんなにも大きくなっちゃうんだぁぁ。。というびっくり。


「精霊の守り人」より チャグム王子の頃

その2 颯くんは、成人してから高橋一生さんにバトンタッチするのですが、子供なのにまんまの、コマツコならぬ、ミニ一生(^o^) タイムライン上でもこのつぶやきで溢れた溢れた。。
インタビュー読むと「セリフが少ないので気持ちを表情で表すように考えながら演じた」のだとか。確かに表情がしっかり出ている。大物になりますよ、彼わ。

さて、柴咲コウさんの子供時代を演じる新井美羽ちゃん。となりのトトロのメイにも負けない天真爛漫さ(褒めてます(^_^;))で並み居る大人を翻弄しまくってくれますが、それをクールにたしなめるのも颯くん。

最後に、亀之丞役の藤本哉汰くん。可愛らしさという面での存在感はハンパなく。なんでもこの作品のために横笛の猛練習をしたのだとか。このまま逃亡しちゃうので出番がどうなるのかわかりませんが天使の笑顔、応援してます♪

高橋一生さん推しのワタクシとしては、子供時代~成人後の小野政次に注目したい所です。小野家の在り方は今後も物語のダークサイド担当を予感させますが、その中で「静かに苦悩する若者」を演じたらかなりだよ、な高橋さんが政次をどう演じるのか。個人的には楽しみです。

とりあえず、1月いっぱいは子供たちが頑張ってくれるようなので、「子供たちがんばれ! えい、おー! 」という目で暖かく応援したいな、と思っています(^o^)

ただし、2月からは、逃げも隠れも出来ない大人編。
おのおの、抜かりなく。

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