驚異の第33回高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト
この8月の10日から19日まで、松下IMPホールで第33回 高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの予選が行われる。近畿一円から130校あまりの軽音楽系のクラブが集まって大盛況である。
参加校数は、演劇部の近畿全体のそれを下回るが、大阪の高校に限って言えば、大阪府高等学校演劇連盟のコンクール参加校を僅かに上回る88校である。また平均部員数も、おそらく演劇部のそれを大幅に上回り、100人を超える軽音部も珍しくない。
予選が行われた、松下IMPホールはキャパ800を超え、そのホールが9日間毎日満席になる。
そして、本選に当たるグランプリ大会は、12月24日舞洲アリーナで行われる。舞洲アリーナの収容人数はよく分からないが、10000程はあるであろう。パンフを見ても16000人の軽音楽!!とうたってある。
高校演劇の近畿大会はオフィシャルな発表はされていないが、観劇した印象では二日間で、延べ1000から1500の間と思われる。軽音のおおよそ1/10といったところであろう。
高校生の身体表現文化は、明らかに演劇部などから離れ、軽音やダンス部に移行している顕著な現れだと思う。高校演劇連盟、なかんずく大阪の連盟は、考えるところに来ているように思える。高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの参加校の大半は大阪の高校である。
こういう反論が返ってくるかもしれない。 高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの主催者は産経新聞と三木楽器である。手弁当の連盟とは比較にならない。
しかし、逆に言えば、ここまで産経新聞と三木楽器を33年間にわたって主催たらしめた軽音楽にそれだけの魅力があると言える。
もう一つ驚いたことは、審査基準がしっかりしていることである。
テクニック面では、リズム、楽器アンサンブル、歌唱力、ボーカルアンサンブルに分けて配点。
全体評価でも、プレゼンテーション、応援度、総合力に分け、総合計200点で点数化している。応援はともかく(上演中に応援されてはたまらない)高校演劇としても見習うべきものがあると思う。
巨視的に見れば、高校生の身体表現文化がマスとしては大きくなってきており(軽音、ダンス、吹奏楽の隆盛)喜ばしいことなのであるが、高校演劇をお里とするわたしは危機を感じる。
もう一度の繰り返しになるが、大阪の参加校数は、軽音が演劇を超えてしまった。
この8月の10日から19日まで、松下IMPホールで第33回 高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの予選が行われる。近畿一円から130校あまりの軽音楽系のクラブが集まって大盛況である。
参加校数は、演劇部の近畿全体のそれを下回るが、大阪の高校に限って言えば、大阪府高等学校演劇連盟のコンクール参加校を僅かに上回る88校である。また平均部員数も、おそらく演劇部のそれを大幅に上回り、100人を超える軽音部も珍しくない。
予選が行われた、松下IMPホールはキャパ800を超え、そのホールが9日間毎日満席になる。
そして、本選に当たるグランプリ大会は、12月24日舞洲アリーナで行われる。舞洲アリーナの収容人数はよく分からないが、10000程はあるであろう。パンフを見ても16000人の軽音楽!!とうたってある。
高校演劇の近畿大会はオフィシャルな発表はされていないが、観劇した印象では二日間で、延べ1000から1500の間と思われる。軽音のおおよそ1/10といったところであろう。
高校生の身体表現文化は、明らかに演劇部などから離れ、軽音やダンス部に移行している顕著な現れだと思う。高校演劇連盟、なかんずく大阪の連盟は、考えるところに来ているように思える。高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの参加校の大半は大阪の高校である。
こういう反論が返ってくるかもしれない。 高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの主催者は産経新聞と三木楽器である。手弁当の連盟とは比較にならない。
しかし、逆に言えば、ここまで産経新聞と三木楽器を33年間にわたって主催たらしめた軽音楽にそれだけの魅力があると言える。
もう一つ驚いたことは、審査基準がしっかりしていることである。
テクニック面では、リズム、楽器アンサンブル、歌唱力、ボーカルアンサンブルに分けて配点。
全体評価でも、プレゼンテーション、応援度、総合力に分け、総合計200点で点数化している。応援はともかく(上演中に応援されてはたまらない)高校演劇としても見習うべきものがあると思う。
巨視的に見れば、高校生の身体表現文化がマスとしては大きくなってきており(軽音、ダンス、吹奏楽の隆盛)喜ばしいことなのであるが、高校演劇をお里とするわたしは危機を感じる。
もう一度の繰り返しになるが、大阪の参加校数は、軽音が演劇を超えてしまった。