大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

高校演劇・驚異の第33回 高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト

2012-08-15 23:10:58 | 評論
驚異の第33回高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト

 この8月の10日から19日まで、松下IMPホールで第33回 高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの予選が行われる。近畿一円から130校あまりの軽音楽系のクラブが集まって大盛況である。
 参加校数は、演劇部の近畿全体のそれを下回るが、大阪の高校に限って言えば、大阪府高等学校演劇連盟のコンクール参加校を僅かに上回る88校である。また平均部員数も、おそらく演劇部のそれを大幅に上回り、100人を超える軽音部も珍しくない。
 予選が行われた、松下IMPホールはキャパ800を超え、そのホールが9日間毎日満席になる。
 そして、本選に当たるグランプリ大会は、12月24日舞洲アリーナで行われる。舞洲アリーナの収容人数はよく分からないが、10000程はあるであろう。パンフを見ても16000人の軽音楽!!とうたってある。
 高校演劇の近畿大会はオフィシャルな発表はされていないが、観劇した印象では二日間で、延べ1000から1500の間と思われる。軽音のおおよそ1/10といったところであろう。

 高校生の身体表現文化は、明らかに演劇部などから離れ、軽音やダンス部に移行している顕著な現れだと思う。高校演劇連盟、なかんずく大阪の連盟は、考えるところに来ているように思える。高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの参加校の大半は大阪の高校である。

 こういう反論が返ってくるかもしれない。 高校・中学校軽音楽系クラブコンテストの主催者は産経新聞と三木楽器である。手弁当の連盟とは比較にならない。
 しかし、逆に言えば、ここまで産経新聞と三木楽器を33年間にわたって主催たらしめた軽音楽にそれだけの魅力があると言える。

 もう一つ驚いたことは、審査基準がしっかりしていることである。
 テクニック面では、リズム、楽器アンサンブル、歌唱力、ボーカルアンサンブルに分けて配点。
 全体評価でも、プレゼンテーション、応援度、総合力に分け、総合計200点で点数化している。応援はともかく(上演中に応援されてはたまらない)高校演劇としても見習うべきものがあると思う。

 巨視的に見れば、高校生の身体表現文化がマスとしては大きくなってきており(軽音、ダンス、吹奏楽の隆盛)喜ばしいことなのであるが、高校演劇をお里とするわたしは危機を感じる。

 もう一度の繰り返しになるが、大阪の参加校数は、軽音が演劇を超えてしまった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タキさんの押しつけ映画評12・アベンジャーズ

2012-08-15 11:52:29 | 映画評
タキさんの押しつけ映画評 
アベンジャーズ


 これは、悪友の映画評論家タキさんが個人的に仲間内に流している映画評ですが、視点と語りが面白く、もったいないので、本人の了承を得て転載したものです



 すみましねぇだ、おらぁアベンジャーズ みそこなってだよぉ。

 こんな東映マンガ祭り的ヒーロー大集合映画、古くは踊る狸御殿的スター総出演映画が面白ぇわきゃあねえ!って思っとりゃあしたわよ、はい~。
 いやぁ、面白かったでっせ。
 そらぁ、突っ込み所満載ですけど、ああた、そんな事一々言うとったらアメコミ映画なんざ観れまへん。てな訳で、メッチャ納得満足作品でありました。

 さすがの自他ともに認める漫画読みではありますが、アメコミまで網羅しちゃおりません。アメコミに詳しい知り合いに確認した所、アベンジャーズの初出は1963年だそうで、ちゅう事はもう50年になります。私ャ知りませんでしたが、アベンジャーズの最初の結成時には「シールド」は関係なかったようで、ちゅうかマーベルユニバースにシールドが登場するのは随分後に成ってからのようです。しかも、シールド長官のニック・フューリーは、始め白人キャラクターだったそうです(アッチョンブリケ!) も一つ言うと、今回の映画と同じメンバーの原作は無いようです。大変なんでしょうねぇ、ばらばらのヒーローストーリーを一つにして、矛盾の無いように再構成するのは結構高度なテクニックが必要だろうし、観客側にコンセンサスがないと理解し辛い。
 たとえ、これまでのキャラクター作品を全部見ていても、マーベルユニバースに通暁していないと理解不能な部分が幾つかあります。ましてや、ハルクなりキャプテン・アメリカなり、何か見ていない作品が有るとさらに辛くなります。 そんな時は、そう言うストーリーなんだと流してしまえば宜しい。なぁに、すぐに怒涛のアクションシーンが始まって、そんな事は気に成らなくなりますわい。とは言え、全面的に納得して見たい私としては不満なんですけど…取り敢えずこの件は忘れましょう。 こういう作品で気になるのは、数多ヒーロー登場の中で、さあ誰が一番強いのか?という事ですが、まぁ それぞれが能力に一長一短があるので、一概には言えないのでありますが、なんと「ハルク最強!」っちゅう結論になるようです(ヒェ~!)

 所で、実はそんなこんな、ど~でもええんどす。ブラックウィドウ/スカーレット・ヨハンセンがメッチャ綺麗! もうこれだけでこの映画百点満点の三百点ですわい。「アイランド」の時から綺麗な娘だなと思っとりましたが、「アイアンマン2」で魅力爆発、今作では少しふっくらして…もう、抵抗不能!殊にあの唇たるや……いやいや、この辺にしときます。

 ラストに次回作(そら絶対おまっしゃろ)のボスキャラらしき怪人が登場、このキャラ、サノスと名乗るタイタン人(当然宇宙人)で、悪役キャラとしてはかなり人気があるようですが、アタシャ存じ上げません。またもやイライラさせられそうですが、きっとスカーレットが救ってくれるでありましょう。
 
 最後に、エンドクレジットに成っても絶対席を立ってはいけません!最後の最後に必見シーン有り、これを見逃すと本作を見に来た意味が半分吹っ飛びますぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする