大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

大人ライトノベル・タキさんの押しつけ映画評『探偵はBAR にいる2』

2013-05-11 16:17:10 | 映画評
タキさんの押しつけ映画評
『探偵はBAR にいる2』
      

これは悪友の映画評論家・滝川浩一が個人的に身内に流している映画評ですが、もったいないので転載したものです


久しぶりに“大お薦め!”面白いの保証!前作を1だとすれば10倍面白い!
 原作は 全く読んでいないので脚本の古沢良太を大絶賛します。パンフによると原作には尾野真知子のヴァイオリニストは出てこないらしい、このオノマチが最高です。彼女の関西弁は違和感なく聞けて(本物関西人だけど 何故か映像にでるとけったいなイントネーションになってしまう人が多い)良いのであります。もう一つ、彼女は解放された肉体の持ち主であり、いつもリラックスしているので いつ見ても安定したリアルな存在を演じる。池脇千鶴と双璧であります。

 設定は非常にベタであります かつ コミカルな部分も多い、ともすればコミック方向に流れがちだけど きっちり探偵ハードボイルドの世界に存在している。盛り込み過ぎてる感120%ながら ビシッと整理されて伏線の取り落とし皆無、三者三様の涙が描かれ これまたベタベタながら…泣ける! この感覚は新感線の芝居を見ていて 大爆笑しながら泣かされる感覚に似ている。
 大泉/松田の主役コンビと光岡のオンボロ車も最高、途中 波岡(前作のキャラクター……ここは前作を見ていないと解らない)がいきなり出てくるのにはビックリ。おそらく今後シリーズ化されたら 探偵の絶体絶命シーン(次回はオホーツクの氷の下に沈むらしい、大泉が真剣に嫌がっている)と共に お約束になりそうです。 しかし、大泉洋って役者も不思議な人ですねぇ、全身からコメディアンのオーラを発しながら 決めるべき所はビシッと決める、ニヒルな表情も良く似合う。しかも、100%ではなく 一歩引いた所に着地する……この肉体感てかバランス感覚が素晴らしい。 もう一人は ガレッジセール/ゴリさん。この人とぐっさんは“内に悲しみを秘めた”役をやらせるとピカイチです。本作は配役の妙でも光っています。
 続編が第一作より面白いのはめったに無い現象です。前作を見ている方は必見、見ていない人は“波岡君は前作のやられキャラ”だって事だけ 頭に留めて見て下さい。

 現在、原作を読むべきか否かを真剣に悩んでおりますです(作者が一瞬カメオ出演しています)


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