大橋むつおのブログ

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高校ライトノベル・タキさんの押しつけ映画評『ウルフオブウォールストリート』

2014-02-05 07:43:52 | 映画評
タキさんの押しつけ映画評
『ウルフオブウォールストリート』


これは、悪友の映画評論家・滝川浩一が、個人的に身内に流している映画評ですが、もったいないので、転載したものです


今は昔、リーマンショックのもっと前に、アメリカに大型証券詐欺事件がありました。

 本作は、その主犯だった男の書いた本の映画化です。アメリカでは、この主人公を美化し過ぎ(破天荒にデラックスな生活ぶり)っちゅう非難も有るようですが……そうは見えなかったですねぇ。金に支配されたアル中で薬中のぶっ壊れた男(達)の物語です。
 意外に笑えました……てか、殆ど下ネタか薬ネタなので、お堅い方々には顔をしかめられるかもデス。
 詐欺の手口は、未上場のクズ株を株価操作して値を上げ、密かに安値当時に大量取得していた株を売り抜ける……まぁ、手法としてはオーソドックスながら、この男、セールストークが天才的でどんなクズ株も見事に押し売る。この点、ディカプリオのトークには多少“??”です。これで、そんなに人を騙せるの? と思います。まぁ、あんまりリアルに作って詐欺師養成講座になってもいかんでしょうしね、こんなもんでしょう。
 この男、相当な人たらしで人を鼓舞するのもお手の物(2年弱 収監され、出所後 「自らを鼓舞するトーク術」なんてな講座を開いて回っている)で、ブラック会社なのに社員は全力を絞り出している。まぁ、民族性の違いもあるでしょうが、アタシャ個人的には こんな風に煽られたらかえって胡散臭く思うけどな。主人公のやり方は、全く悪辣なんですが、株価を操作している途中、間違いなく利益を得る客もいて、なかなか立件出来ない。不正に不当利益をあげている証拠がいるってんでFBIといたちごっこになる。
 結論から言って、バレて司法取引して収監される訳ですが…なんか釈然とせんのですわ。
 これは、実話なんですが、実話ってんなら この後に起こったアメリカの信用不安の方が、規模が段違いだわ質も悪いわ……元々、国絡みの債権ですからね。この映画のように犯人像がハッキリしない分、闇の深さを感じます。
 マーティの狙いは、こういう金融状況の告発という点にもあったんじゃないんですかねぇ。
 さて、本作もオスカー6部門にノミネートされて、作品賞本命グループの一角にはいるのですが……あかんやろなぁ。ハッキリと本作の描き方に反発する人々がいるのと、主演のディカプリオに強烈なライバルがいて、主演男優賞はほぼ絶望ですから……後は、去年のように主要6部門の受賞者がバラバラになる状況待ちですが、さて どないだっしゃろか。“アメリカンハッスル”を見れば もうちょい見とうせると思います。
 兎に角、金融商品ってのは得をするのもスッテンテンになるのも自己責任です、情報が100%明らかになる事など有り得ません。だから、殆ど博打です。本作に登場するような悪党がうじゃうじゃいます(真面目な証券マンの皆様、ごめんなさい)から、くれぐれもご用心……てのが、本作から得る知恵でありましょう。本編ほぼ2時間48分、あまり長いとは感じませんでした。その辺はマーティ監督の腕ですね。毎回 感じ入ります。


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