Mのイレギュラーマガジン31
『オビツ150をローゼンメイデンに』
趣味の合わない方、もうしわけありません。オビツ150物語です。
Amazonのバーゲンでローゼンメイデンの衣装を見つけてしまいました。
この趣味も一年になるので、モノと値段の関係は分かるようになってきました。ベルベット風の生地で、見かけほどの厚みはありませんが、コスプレには十分な生地です。当たり前に買うと1万円くらいはしますが、Mサイズ限定で3800円でした。
この人形は元来身長はメーカーのいう150センチは無く、144センチしかありませんが、背骨を5センチ伸ばして149にしました。
ちょっと前は1/3ドールをやっていましたが、この手のコスは安くても12000円ぐらいはします。オビツ150の素体は高いのですが、衣装代は安くつきます。ただ無定見に買っていると直ぐに段ボール箱一杯になってしまいます。
今まで、オーダーメイドで四着ほど作りましたが(コスプレ衣装なので8000~1万円くらい)合いません。人形のボディーが人間の同サイズの標準体型と異なるせいかと思われます。上半身の胸から上は背骨になる塩ビパイプを交換することで改善できますが、ウエストとヒップの近さは直しようがなく、オーダーメイドではツーピースの場合、上着の裾回りがパッツンパッツンになります。
ローゼンメイデンというアニメは知らないのですが、コスのイメージからは19世紀の半ばから末ごろのイメージです。
19世紀というのは帝国主義の時代で、植民地を持つ国と植民地になる国しかありませんでした。持つ国の横綱がイギリス、フランスでした。
アジアで植民地にならなかったのは、日本とタイしかありません。若い人はご存じないでしょうが、ハワイは19世紀には独立国で、明治時代にハワイの王が来日、明治天皇とも合い、ぜひ日本の皇族から嫁をもらいたいということで実現しかけていました。経緯は詳しくないのですが、アメリカ人商人(資本と言うほど大きくない)の反発などで、ハワイの王族は力を失い、アメリカの保護領になり、独立国の実態を失い、第二次大戦後正式にアメリカの州になりました。この間、おきまりのクーデターや原住民の大虐殺が行われましたが、未だに、これは問題になったことがありません。一時フィリピンも保護領になりましたが、アメリカの州にはならずに済んでいます。理由は、アメリカが欲しなかっただけで、実質フィリピンの実権を握っていたマッカーサーが失脚していなければ、アメリカの州は、もう一つ増えたかもしれません。
驚くことに、戦後日本をアメリカの州にしようという動きがありました。アメリカが言いだしたのではなく日本の文化人たちです。志賀直哉だったか、日本語廃止論を真剣に言いだしました。フランス語か英語にすれば、日本人は二度と戦争など起こさないだろうという、なんともお粗末な考えからです。
話は飛ぶようですが、日本の文化人と言われる人たちは、この程度です。そんな極端に走らなかったのは、ザックリ言って日本人の国民性です。
プエルトリコが、ひょっとしたら今世紀中にアメリカの51番目の州になるかもしれません。
話は飛び飛びになりますが、この人形のコスを見て居ると、懐かしの『キャンディーキャンディー』を思い出します。足長おじさんや小公女などの少女物語のいいとこどりをしたような話でしたが、ヒラパーやスーパーなどで、着ぐるみのキャンディーキャンデーショーをやっていた若いころを思い出します。着ぐるみの仕事は述べ5年ほどやっていて、面白い話もありますが、またいずれ。
ヘッドは購入時についていたノッペラボーに手描きで目を描き、唇はエポキシパテで自作しました。アナ雪のアナのイメージなのですが、いかがでしょう? 下にアナ雪の写真を付けておきます。