【冷やしおろし天うどん】
スケジュールには載せていなかったが、
1泊2日で四国の高松まで仕事で出かけてきた。
「四国に出張で行くの
」と周囲に言うと、
みんな口を揃えて「えっ
うどん
」
とうらやましがられた。
私の英会話のイギリス人の先生でさえ、四国に行ったと
一言言っただけなのに間髪入れずに「UDON
」と
青い目をキラキラと輝かせ、いつか行ってみたいと思っていた。
どうやって行くのが一番近いのか?とかどんな味だった?と
質問攻めなのである。
私も、実は何よりの楽しみが“うどん三昧”だった。
とにかく、仕事であろうとプライベートであろうと
知らない土地に行く醍醐味のひとつは「地のもの」を食し、
その「地の香り」を胸いっぱい吸い込んで、そして
見たことのない景色や風景に心躍らせる。
どんよりとしたグレーの雲と小雨模様の中で
飛行機に乗り、どんどんと小さくなる眼下の
「TOKYO」の街並みに自分自身の
悩みや不安の小ささを感じてしまうのだ。
やがて雲を突き抜けると、そこには真っ青でどこまでも
透明で果てしない空が広がっていた。
輝く太陽がまぶしくて、心もすっきりと晴れ渡る。
そして同じ夕陽でも、背景や空気が違うだけで
さまざまな表情を見せてくれる。
あらためて地球の大きさを知り、感動してしまう。
****************************
羽田から1時間という近さで高松空港に着き、
最初は「道の駅」に向かった。
「うどんアイスクリーム」があるのだという。
私は「さっぱり味」を選んだが、すっきりとした
甘みのアイスに、なにやらお餅のような歯ごたえが…。
じっと目を凝らしたら細かく切ったうどんだった。
適度に塩味が利いて意外においしい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
「こってり味」には“かつおぶし”やらなんだか
数種の薬味や隠し味がブレンドされているのだそうだが、
それはいくらチャレンジャーKAORUでも勇気がでなかった。
そして、そのまますぐにうどん屋さん「山越」へ移動。
普段は平日でも100人は並ぶそうだが、
本当にラッキーなことにほんの少し待っただけで、
すぐに順番がまわってきた。
ここのおススメは「かまたまうどん」
釜ゆでのうどんに溶いた生卵がかかっているだけの
シンプルなスタイル。1杯150円なり。
汁の入っていない熱々のうどんにからめると、
半熟のように色が白と黄色に変化する。
そして、好きなだけ細ねぎをトッピング。
生醤油をほんの少したらすだけなのに、
しっかりとうどんの味を引き立てている。
続けてのあこがれの“はしご”は
神社にあるうどん屋さん「うぶしな」へ。
ここの売りは、お神社のお供えの鏡餅が
天ぷらになって、うどんの上にありがたく乗っている。
いかにもご利益がありそうな嬉しいうどんなのである。
そしてその名も「宮(みや)うどん」。
当然、鏡餅がなくなればもうオーダーストップ。
神主さんのご子息が、うどん好きが高じて始めた
お店なのだそうだ。もちろんお宮参りや日々のお勤めには
神主姿で現れるが、汗だくで首にタオルを巻いて
一心にうどんをゆでている姿と、神々しいそのお姿と一致せずに
気がつかないままの人も多いのだとか。
仕事を終えて、2日目は写真にある
「冷やしおろし天うどん」に舌鼓を打った。
麺にコシがあってホントにおいしい~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/roket.gif)
だって、打ったそばから釜ゆでしてるんだもん。
お店の名前は「おか泉」。
香川産のぷりぷりの生エビの天ぷらと、
大根おろし、ゴマ、細ねぎ、レモン。
そして生姜おろしが絶妙なハーモニーなのである。
わ~ん、また食べたい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
****************************
小奇麗な、おしゃれなお店。
民家をそのままお店にしてしまったようなお店。
本当に個性豊かでおもしろい。
どのお店も早朝5時、6時からスタートし
昼過ぎには店じまい。
夜空いているお店はほどんどないという。
朝と昼の食べ物なのだそうだ。
そして近頃は「四国八十八箇所」めぐりだけでなく
「讃岐うどん八十八箇所」めぐりツアーなるものも
あるのだそうだ。
平日の昼間なのに、本当にどこも大賑わいなのである。
観光客?と思ったら平日は地元の人なのだとか。
「最近の映画の影響でこんなに盛り上がっているのですか?」
と聞いたら、「ずっと昔からよ。だって弘法大師さまが
持ち込んだ食べ物なのよ。」と教えて下さった。
その歴史の古さが、文化となりこの土地を支え潤しているのだ。
****************************
帰りのおみやげには、うどんの麺とつけだし醤油やら、
細ねぎやすだちなどをめいっぱい買い込んだ。
こんな時、荷物の重さなんかに負けてはいられない。
うちの家族にも幸せのおすそわけをしなきゃ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
なんて思うからである。
(今、クェート?トルコ?に滞在中のJITSUTANIさん!
いつも遠いところからブログ読んでくれてありがとうございます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
明日JUNさんと一緒にランチして、うどんもお渡しします。
賞味期限の6月18日までに日本に戻れたら食べて下さいね
)
****************************
そして、また再び羽田空港に着陸する寸前、
東京湾と無数の高層ビルの立つ「TOKYO」に
暖かい夕陽がキラキラと照らし始めた。
出発の朝に見たグレーの低い空から一転、
オレンジ色の空気に包まれている気分である。
いつもの見慣れた街を上空からみると、ビルだらけでも
自然に囲まれていなくても、でも私の大切な故郷なのだ。
外から帰ってくるとやっぱりほっとしてするのは、
「住めば都」だからなのだろう。
いいところもそうじゃないところも
全部ひっくるめて大切な場所。
それが私の帰る場所なのだと旅から戻るといつも実感する。
また行きたい。でもまた帰ってきたい。
行きつ戻りつしながら、たくさんの宝物がふえていくようである。
スケジュールには載せていなかったが、
1泊2日で四国の高松まで仕事で出かけてきた。
「四国に出張で行くの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
みんな口を揃えて「えっ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_orange.gif)
とうらやましがられた。
私の英会話のイギリス人の先生でさえ、四国に行ったと
一言言っただけなのに間髪入れずに「UDON
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
青い目をキラキラと輝かせ、いつか行ってみたいと思っていた。
どうやって行くのが一番近いのか?とかどんな味だった?と
質問攻めなのである。
私も、実は何よりの楽しみが“うどん三昧”だった。
とにかく、仕事であろうとプライベートであろうと
知らない土地に行く醍醐味のひとつは「地のもの」を食し、
その「地の香り」を胸いっぱい吸い込んで、そして
見たことのない景色や風景に心躍らせる。
どんよりとしたグレーの雲と小雨模様の中で
飛行機に乗り、どんどんと小さくなる眼下の
「TOKYO」の街並みに自分自身の
悩みや不安の小ささを感じてしまうのだ。
やがて雲を突き抜けると、そこには真っ青でどこまでも
透明で果てしない空が広がっていた。
輝く太陽がまぶしくて、心もすっきりと晴れ渡る。
そして同じ夕陽でも、背景や空気が違うだけで
さまざまな表情を見せてくれる。
あらためて地球の大きさを知り、感動してしまう。
****************************
羽田から1時間という近さで高松空港に着き、
最初は「道の駅」に向かった。
「うどんアイスクリーム」があるのだという。
私は「さっぱり味」を選んだが、すっきりとした
甘みのアイスに、なにやらお餅のような歯ごたえが…。
じっと目を凝らしたら細かく切ったうどんだった。
適度に塩味が利いて意外においしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
「こってり味」には“かつおぶし”やらなんだか
数種の薬味や隠し味がブレンドされているのだそうだが、
それはいくらチャレンジャーKAORUでも勇気がでなかった。
そして、そのまますぐにうどん屋さん「山越」へ移動。
普段は平日でも100人は並ぶそうだが、
本当にラッキーなことにほんの少し待っただけで、
すぐに順番がまわってきた。
ここのおススメは「かまたまうどん」
釜ゆでのうどんに溶いた生卵がかかっているだけの
シンプルなスタイル。1杯150円なり。
汁の入っていない熱々のうどんにからめると、
半熟のように色が白と黄色に変化する。
そして、好きなだけ細ねぎをトッピング。
生醤油をほんの少したらすだけなのに、
しっかりとうどんの味を引き立てている。
続けてのあこがれの“はしご”は
神社にあるうどん屋さん「うぶしな」へ。
ここの売りは、お神社のお供えの鏡餅が
天ぷらになって、うどんの上にありがたく乗っている。
いかにもご利益がありそうな嬉しいうどんなのである。
そしてその名も「宮(みや)うどん」。
当然、鏡餅がなくなればもうオーダーストップ。
神主さんのご子息が、うどん好きが高じて始めた
お店なのだそうだ。もちろんお宮参りや日々のお勤めには
神主姿で現れるが、汗だくで首にタオルを巻いて
一心にうどんをゆでている姿と、神々しいそのお姿と一致せずに
気がつかないままの人も多いのだとか。
仕事を終えて、2日目は写真にある
「冷やしおろし天うどん」に舌鼓を打った。
麺にコシがあってホントにおいしい~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/roket.gif)
だって、打ったそばから釜ゆでしてるんだもん。
お店の名前は「おか泉」。
香川産のぷりぷりの生エビの天ぷらと、
大根おろし、ゴマ、細ねぎ、レモン。
そして生姜おろしが絶妙なハーモニーなのである。
わ~ん、また食べたい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
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小奇麗な、おしゃれなお店。
民家をそのままお店にしてしまったようなお店。
本当に個性豊かでおもしろい。
どのお店も早朝5時、6時からスタートし
昼過ぎには店じまい。
夜空いているお店はほどんどないという。
朝と昼の食べ物なのだそうだ。
そして近頃は「四国八十八箇所」めぐりだけでなく
「讃岐うどん八十八箇所」めぐりツアーなるものも
あるのだそうだ。
平日の昼間なのに、本当にどこも大賑わいなのである。
観光客?と思ったら平日は地元の人なのだとか。
「最近の映画の影響でこんなに盛り上がっているのですか?」
と聞いたら、「ずっと昔からよ。だって弘法大師さまが
持ち込んだ食べ物なのよ。」と教えて下さった。
その歴史の古さが、文化となりこの土地を支え潤しているのだ。
****************************
帰りのおみやげには、うどんの麺とつけだし醤油やら、
細ねぎやすだちなどをめいっぱい買い込んだ。
こんな時、荷物の重さなんかに負けてはいられない。
うちの家族にも幸せのおすそわけをしなきゃ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
なんて思うからである。
(今、クェート?トルコ?に滞在中のJITSUTANIさん!
いつも遠いところからブログ読んでくれてありがとうございます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
明日JUNさんと一緒にランチして、うどんもお渡しします。
賞味期限の6月18日までに日本に戻れたら食べて下さいね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
****************************
そして、また再び羽田空港に着陸する寸前、
東京湾と無数の高層ビルの立つ「TOKYO」に
暖かい夕陽がキラキラと照らし始めた。
出発の朝に見たグレーの低い空から一転、
オレンジ色の空気に包まれている気分である。
いつもの見慣れた街を上空からみると、ビルだらけでも
自然に囲まれていなくても、でも私の大切な故郷なのだ。
外から帰ってくるとやっぱりほっとしてするのは、
「住めば都」だからなのだろう。
いいところもそうじゃないところも
全部ひっくるめて大切な場所。
それが私の帰る場所なのだと旅から戻るといつも実感する。
また行きたい。でもまた帰ってきたい。
行きつ戻りつしながら、たくさんの宝物がふえていくようである。