KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★ジェルプリント 「雪と氷の風景」 〜樹々の冬時間〜

2022年02月28日 | ジェルプリント
葉をすべて落とした樹々は
来るべく季節に向けて
準備をしているだけで

けっしてしおれているわけでも
枯れてしまったわけでもなくて

寒さに耐え、厳しい時を経て
春を待っているまっ最中

こんな時でもちゃんと命を
育んでいて

目には見えなくても、
大地からも水を運び
新芽の準備を着々と進めながら
地中深くにしっかりと根をおろす

枝と幹だけになる冬の楽しみは
「ヤドリギ」を見つけることだった。
透明な黄色やオレンジの実を
見つけると嬉しくて。
桜などの大きな木に宿り
ボールのように球体に葉を茂らせて
寒くても葉を落とすことのない
常緑樹に人々はパワーを感じたのだという

けれど、ここでは残念ながら
今のところ見つけることができず
もっぱら葉でできた「リスの巣」を
あちこちで見かけるようになった。

楽しみは変わったけれど

冬になったらすっかり葉を落とした裸樹を
描いてみたいとずっと思っていた。

ペンシルベニアのカントリーハウスの記憶、先日旅したマサチューセッツの雪景色、ニューヨークの暮らしの中からの風景を描いてみた。

1, 「Snow Fantasy 〜スノーファンタジー〜」






2,「ペンシルベニア カントリーハウスの記憶」
〜冬の三日月〜






3, 「マサチューセッツ 雪の中の白樺」
 〜Olivia’s Overlook オリビアズ オーバールックからの眺め〜






4, 「街がピンクに染まるブロンクスの雨氷」
〜レンガ色が氷に映って〜






5、「ペンシルベニア カントリーハウスの記憶」
〜つららのオブジェと冬景色〜






6, 「雪の日のニューヨーク」






今回はいつものアクリル絵の具に
メタリックの水彩絵の具をプラス。





雪や氷の透明感が表現するのにちょうど良かった。

4のブロンクスのピンク色は、
雨が降った後、気温が氷点下になると
そのまま雨が凍る雨氷が
うちのこの辺りは茶色のレンガ作りの
建物が多く、氷にレンガ色が映り込み
まるで花が咲いたように柔らかなピンク色になる。


(ペンシルベニアやマサチューセッツの
森の中では雪の色が映るのでただ透明な氷色)

一年に数回、朝カーテンをあけると
街に氷の花が咲いたようにピンクに
染まる、その色を描いてみたかった。






5のペンシルベニアのカントリーハウスの記憶、つららのオブジェは
去年の冬、雪が多くてものすごく
たくさんの大きなつららが
屋根からできたので、それをはずして
裏庭の丘に円形に立てて遊んだ思い出を。

粉雪だったり、風が強い日は
丘を走り抜ける雪のカーテンが美しく
自然が織りなす風景をいつまでも
眺めているのが好きだった。

寒がりの私は、冬はニガテだったのに
最近すっかり冷え性も治り
こちらの家の中もとても暖かいせいか
以前ほどキライではなくなったどころか
好きな季節の仲間入りをして

春夏秋冬、一年中の毎日を
心から楽しめるようになった。

冬の色は寒々しいと思っていたのに
こうしてジェルプリントで描いてみると、

空の青と、雪の白、樹の茶色、
常緑樹の深い緑のモノトーン的な
世界になるはずが、意外や意外。

厳しい冬色よりも
優しい世界観が表せたように思う。

それはきっと、私もまた樹々と同じように
春を信じて、楽しみに
待っているからに違いない。

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