KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★ブックチャレンジ2日目「青い鳥の本」

2020年05月21日 | ブックチャレンジ
7days Challenge 
「読書文化の普及と貢献のために7日間アップします。
NY在住画家、ジュエリー作家の
堂園まり子さんからバトンをもらいました♪

【2日目】「青い鳥の本」石井ゆかり

私だってもちろん悩むことや
どうしていいのかわからなくなってしまう
ことがたくさんあります。
そんな時によく開いていたのがこの

「青い鳥の本」

本を使った書物占い「ビブリオマンシー 」
になっていて、いうならば
タロットカードなどの
本バージョンというところだろうか。

その歴史は古く、古代ローマから
その原型があったという。

著者の石井ゆかりさんは毎週星座ごとの
星を読み、ご自身のサイトやいくつかの
雑誌のサイトでアップしている星占いの方。

星の配置は同じなのに、
読み手によってこんなにも表現が
違うものなのか、と驚かされる。

ある星座占いでは、
コレコレに気をつけなさい。
これをすると凶、今週のあなたは
何をやってもツイてないでしょう、
星座中で一番ビリ、なんて
コテンパンに書かれていてヘコんで
彼女のページを開くと、

また違った視点から光を当てるように
描かれていて、ホッとして
少しこわばった心を優しくほぐしてくれる。

それはけっして口先だけで
なぐさめてくれるわけでもなく
見ないふりをするわけでもない。

あぁ、そういう風にとらえれば大丈夫。
そんな気持ちにさせてくれる。

人生だって同じこと。
同じ事象に遭遇しても、人によって
感じ方も表現も全然違うように。

よく当たる、とかハズレた、とかという
的中率を誇るような占いの域を超えて
その言葉のチョイスやたとえが秀逸で、
読むたびに心に美しく響く。
時に思わず涙がホロリと出てしまうような、
癒されたり、そっと背中を押してくれたり
勇気が湧いてきたり、これでいいんだ、と
再確認をしてみたり。

エッセイとして読んでいるような、
それでいて私自身にしっかりと
向けて投げかけてくれている。

開いたところに幸運が見つかる!というフレーズで
美しい色合いの挿絵もまた素敵✨

いつの時でも本当の答えは
自分が知っているのに

それでも人は道に迷い、どっちに向かったら
いいのかわからなくなってしまうもの。

それを鏡のように映し出すのが
時に占いであり、カウンセリングであり、

または人の言葉を通してメッセージとして
届くこともあったり。
何気なく目にすること、偶然耳にすることからも
必要なヒントやメッセージが散りばめられている。

そんなツールのひとつとして
活用するのなら、この本は私のお気に入り。

柔らかで洗練された言葉で
ふわりと心の深いところに届けてくれる
石井ゆかりさんの文に
何度助けてもらったことだろう。

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