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【タニ・キッチンのバジル炒め】
タイ語で「タニ」は「村・街」という意味の
「Thani Kitchen (タニ・キッチン)」は
去年オープンしたとは思えないほど、その名の通り
すっかり街に馴染んでいるタイ料理やさん。
http://www.thanikitchen.com/
イタリアン料理やフランス料理はたまに無性に
食べたくなることがあっても切羽詰ることはない。
でもタイ料理はその辛さがやみつきとなり、禁断症状に襲われる。
あ~、もう明日こそ行かないと!と
一種の脅迫観念にとらわれてしまうほど、おいしい。
最後に行ったのはいつだったかしら?
あれ?2日前だっけ?と時間の感覚がときどき狂う。
すみません、今日も来ちゃいました。そう、3日連続です。
なんて時もある。
以前からタイカレーが好きだったので、
出先でもひとりでふらっとタイ料理店に入ることが多かった。
でも、原宿や自由ヶ丘などよりもどこよりも
「タニ・キッチン」はずっとおいしい。
タイ東部出身だというコックさん夫妻は、本当に腕がいい。
オーナーの話によると、
タイの北部は肥沃な土地と温暖な気候で豊かな暮らしぶりなのだそうだ。
あくせく働かなくても、木にはたわわに実が実る。
人々ものんびりとして優しい人柄なのだそう。
そしてタイ南部はシンガポールやさまざまな国が隣接しており、
いつ侵略されるか、という危険が背中合わせの土地柄。
人々もピリピリとした雰囲気があるという。
そしてバンコクは、色々な場所から集まり
人柄の特徴は特にない、と言っていた。
************************
東京も共通しているところがあるような気がする。
東京育ちの私は、東京人こそ肩の力が抜けていると思っている。
子どもの頃からここに暮らす人々は、いつも日本の中心に
いるのが当たり前なせいか、なんとも思っていない人が多い。
私の周りは結構ジミで、いたってフツーだ。
負けちゃいけない!という気負いがないので、
勝つ気もなかったりする。
もちろん、場所や職業などにも左右されるので
ひと括りにはできないが、超気合いが入っていない、
のんびりタイプが意外に多い。
ルーツをだどれば、どこかからのよそ者だったりするので、
他者を受け入れる土壌はどこよりも柔軟だと思う。
閉鎖的だったり、伝統にこだわっていては
生き抜いていけないのかもしれない。
************************
そしてタイ東部は海もなく、痩せた大地のため
質素でつつましい暮らしぶりなんだとか。
ものを大切に大切に扱い、
食べ物も最後まで無駄なく丁寧にいただくそうだ。
タイ東部出身のお二人は本当に素材を上手に料理し、
余すことなく使いきるから、驚くほどゴミの量が
少ないのだと聞いている。
そして、そのすべてが手作り。
ソーセージもひき肉から詰めて干してある。
タイのさつま揚げももちろん、魚のすり身をその場で揚げてくれる。
サラダのドレッシングも卵から作ってしまう本格派。
ランチといっても決して手は抜かず、
鶏がらからダシをとったスープには、
昨日は鳥の形の大根が入っていた。
デザートはタピオカのココナツのおしるこだったり、
サツマイモの白玉入りココナツのおしるこだったり、
何層にもなった寒天だったりと、タイランドスィーツを堪能できる。
750円でスープ・サラダ・デザートつきだと聞けば、
女性の誰もがうらやましく思うだろう。
でも男性同士も多いし、なんと言ってもタイ人のお客さんが多いのが
確かな味を無言のうちに証明している。
友人を連れていくとたちまち虜となり、
近くに引っ越したいわ、という人も現れるほどだ。
タイのお母さんは食事を作らない、という。
3食とも外食、または屋台で買ってビニール袋に詰めてもらい
家でお皿にあけて食べるらしい。
毎日の献立を考え、食事の支度に追われる
母達にとっては夢のような暮らしだ。
だって、外で買ったほうが安くておいしくて
バランスいいから!と胸を張る。
日本で過ごすタイの女性は、こちらに来てから
初めて料理をする人も多いのだとか。
日本では外食続きだと、栄養のバランス・家計・
おいしさを考えるとマイナスイメージだが、
そっちのほうがすべてにおいてプラスなら
迷うことなくだんぜん3食外食がいいに決まっている。
ところ変われば、人柄も料理もさまざまだが、
そこがまたなんとも楽しい。いろいろあるからたくさん楽しい。
そしてふとした瞬間に、いまココ ~日本・東京~
にいることを確認したりしている。
タイ語で「タニ」は「村・街」という意味の
「Thani Kitchen (タニ・キッチン)」は
去年オープンしたとは思えないほど、その名の通り
すっかり街に馴染んでいるタイ料理やさん。
http://www.thanikitchen.com/
イタリアン料理やフランス料理はたまに無性に
食べたくなることがあっても切羽詰ることはない。
でもタイ料理はその辛さがやみつきとなり、禁断症状に襲われる。
あ~、もう明日こそ行かないと!と
一種の脅迫観念にとらわれてしまうほど、おいしい。
最後に行ったのはいつだったかしら?
あれ?2日前だっけ?と時間の感覚がときどき狂う。
すみません、今日も来ちゃいました。そう、3日連続です。
なんて時もある。
以前からタイカレーが好きだったので、
出先でもひとりでふらっとタイ料理店に入ることが多かった。
でも、原宿や自由ヶ丘などよりもどこよりも
「タニ・キッチン」はずっとおいしい。
タイ東部出身だというコックさん夫妻は、本当に腕がいい。
オーナーの話によると、
タイの北部は肥沃な土地と温暖な気候で豊かな暮らしぶりなのだそうだ。
あくせく働かなくても、木にはたわわに実が実る。
人々ものんびりとして優しい人柄なのだそう。
そしてタイ南部はシンガポールやさまざまな国が隣接しており、
いつ侵略されるか、という危険が背中合わせの土地柄。
人々もピリピリとした雰囲気があるという。
そしてバンコクは、色々な場所から集まり
人柄の特徴は特にない、と言っていた。
************************
東京も共通しているところがあるような気がする。
東京育ちの私は、東京人こそ肩の力が抜けていると思っている。
子どもの頃からここに暮らす人々は、いつも日本の中心に
いるのが当たり前なせいか、なんとも思っていない人が多い。
私の周りは結構ジミで、いたってフツーだ。
負けちゃいけない!という気負いがないので、
勝つ気もなかったりする。
もちろん、場所や職業などにも左右されるので
ひと括りにはできないが、超気合いが入っていない、
のんびりタイプが意外に多い。
ルーツをだどれば、どこかからのよそ者だったりするので、
他者を受け入れる土壌はどこよりも柔軟だと思う。
閉鎖的だったり、伝統にこだわっていては
生き抜いていけないのかもしれない。
************************
そしてタイ東部は海もなく、痩せた大地のため
質素でつつましい暮らしぶりなんだとか。
ものを大切に大切に扱い、
食べ物も最後まで無駄なく丁寧にいただくそうだ。
タイ東部出身のお二人は本当に素材を上手に料理し、
余すことなく使いきるから、驚くほどゴミの量が
少ないのだと聞いている。
そして、そのすべてが手作り。
ソーセージもひき肉から詰めて干してある。
タイのさつま揚げももちろん、魚のすり身をその場で揚げてくれる。
サラダのドレッシングも卵から作ってしまう本格派。
ランチといっても決して手は抜かず、
鶏がらからダシをとったスープには、
昨日は鳥の形の大根が入っていた。
デザートはタピオカのココナツのおしるこだったり、
サツマイモの白玉入りココナツのおしるこだったり、
何層にもなった寒天だったりと、タイランドスィーツを堪能できる。
750円でスープ・サラダ・デザートつきだと聞けば、
女性の誰もがうらやましく思うだろう。
でも男性同士も多いし、なんと言ってもタイ人のお客さんが多いのが
確かな味を無言のうちに証明している。
友人を連れていくとたちまち虜となり、
近くに引っ越したいわ、という人も現れるほどだ。
タイのお母さんは食事を作らない、という。
3食とも外食、または屋台で買ってビニール袋に詰めてもらい
家でお皿にあけて食べるらしい。
毎日の献立を考え、食事の支度に追われる
母達にとっては夢のような暮らしだ。
だって、外で買ったほうが安くておいしくて
バランスいいから!と胸を張る。
日本で過ごすタイの女性は、こちらに来てから
初めて料理をする人も多いのだとか。
日本では外食続きだと、栄養のバランス・家計・
おいしさを考えるとマイナスイメージだが、
そっちのほうがすべてにおいてプラスなら
迷うことなくだんぜん3食外食がいいに決まっている。
ところ変われば、人柄も料理もさまざまだが、
そこがまたなんとも楽しい。いろいろあるからたくさん楽しい。
そしてふとした瞬間に、いまココ ~日本・東京~
にいることを確認したりしている。