KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★札幌その2~“すすきの”の誘惑~

2005年09月24日 | スピリチュアル セッション
               【マリモの「ニモちゃん」】

“すすきの”は「世界が憧れる歓楽街」なのだそうだ。
こんなにたくさんのお店が集まっている
場所は他にないのだとか。

絵画展の前夜、一人で繁華街をぶらぶらと歩き、
デパートの地下で、敬老の日のプレゼントを送る
手配を済ませて表に出た。
夕方の、まだほの明るいうちに建物の中に入ったが
出る頃にはとっぷりと陽は落ちて、かわりにまぶしい
ネオンが瞬き始めてあたりの景色が一転していた。

デパートのすぐ隣には、華やかなネオンや看板が
キラキラと輝き、真っ黒い背広を着た茶髪の若者が
道行く人々に声をかけたりしながらウロウロとしている。
一瞬、場違いなところに間違って迷い込んでしまったような
錯覚に陥り、とっさにデパートの看板を振り返って
確認してからあたりの雰囲気と見比べてしまった。

東京では歓楽街とショッピング街とは、
きっちりと分かれていているのだが、
「世界のすすきの」はしっかりと同居している。

絵画展の主催者、久慈(くじ)夫妻もその“すすきの”で
ギョウザバー「TAKATAKA」を営み、
常連さんにはニューハーフの方々がいらっしゃる、
と伺っていた。当日の会にも何人かがお見えになるし、
イベントの第2部は「ニューハーフショー」なのだと
わかっていたが、何しろ気分は「魚市場」で盛り上がり、
会場入りしてからは雄詞さんの素敵な花の絵に
囲まれながらトークショーを聞き、そして合間には
セッションに追われていたために
その先のことを考える余裕もなかった。
もちろん、どんなショーなのか見たことがなかったので
特に期待もなにもせず、案内をされるままに
小雨が降る中、第2の会場となる雑居ビルへと移動した。

店の入り口に立つと急に、胸が高鳴り始めた。
まだ明かりが灯りきっていないような、薄暗い店内。
さほど高くない天井と、広々としたフロア、円形の舞台。
取り囲むように円形にイスが並び、
どこでもお好きなところにどうぞ、と言われた瞬間
迷わず一番前のかぶりつきの席に座ってしまった。

ほどなくして、ニューハーフのお姉さんたちが
各テーブルについて話のお相手や、
ドリンクのオーダーを取ってくれたりしながら、
ショーまでの時間をしばし楽しんだ。

そしていよいよ、幕があがった。

*********************


華やかな衣装をまとい、音楽に合わせて華麗に
踊りながら、スポットライトを一杯に浴びてステージへ。

みなさん、うっとりするほど綺麗で、
上手なダンスに会場も拍手喝采。
急にハイテンションとなる。

偶然にも同名の「香瑠(カオル)」さんは、
絵画展会場でお会いし、私の遠い昔、
「巫女さん仲間」としてご一緒していた
ことが判明して、二人で鳥肌が立っていた。

ステージの彼女もまた本当に美しく、
しなやかに踊っている姿をホレボレと見入っていた。

1500年以上前に同僚だった彼女が
時空を超えてスポットライトを浴び、
私は観客としてそれを見つめていることをなんだか
不思議に思いながら、人生の出会いについて
思いを馳せていた。

きっと、こんな風にたとえ短い時間を過ごす相手でも、
また一瞬すれ違う人とでも、何かしらの縁があるのだろう。
どんな人との出会いも、出来る限り精一杯、
大切にしようと思う。

そんな思いを先輩のチャネラーさんたちに伝えたら、
やだ~、人との関わりなんてそんなのばっかりよ~!
いちいち考えてたら身が持たないわよぉ。と一笑されてしまった。
そして香瑠さんも「あ、この人会ったことあるわ」と
わかる人なのだそうだ。「でも、それだけで十分なのよ」という。

つまり、出会う人のほとんどはいつの時代かに
必ずご一緒していることが『大前提』なのだ。
まだまだ経験の浅い私も、いつの日か
そのことがすっかりと腑に落ちたら、
なんとも思わなくなる日がやってくるのだろう。
「初めまして・・・」じゃなくて「お久しぶり!」と
世界中が言えるようになったら
きっと争いなんて必要がないことなのだ
と思えるに違いない。

みんなが腑に落ちる日がいつか来たらいいのに。
そんなことを考えさせられたショーであった。


**************
そして現実には・・・。
すっかりとニューハーフショーの虜となり、
また札幌に行くことがあれば絶対に見に行きたい!
その美しさと華やかさに加えて、ちょっとばかりの大人の演出に
思いっきりハマってしまったようだ。
知り合いがいる、ということが何よりの安心感であり、
料金も1ステージ、フリードリンクでの料金設定なので、
いくらかかるかわからない、という不安がない。

友人たちにその話をすると、本当は一度
見てみたい!と皆、口を揃える。
今度札幌に行ってみたいね、と話し合ったりしていた。
今日行った美容院の若い男性も女性たちも、
いいな~!とうらやましがっていた。
理由を聞くと絶対楽しいだろう、と思うから。
行った事がなくてもそれは間違いない!という。

これだけ老若男女(ちなみにうちの母も行ってみたい
のだそうだ)が興味を持っているのなら、
敷居がもっと低くなったらいいのにな。
その魅力をぜひ多くの人と共有してみたい。

「世界の歓楽街」の誘惑に私も
すっかりしてやられたようである。
そして、次回のニューハーフショーでは
縦にピッと折った1000円札を指に挟んで
かっこよく“おひねり”を手渡すのが夢である
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