新年あけまして、おめでとうございます!
実は、私は喪中葉書を出す身の上でした。
と言っても、
昨年2月に母が亡くなってから、
めでたいこと、ありがたい出来事がたくさんあり、
「まだ一年たっていない」というのが、不思議なくらいだったんです。、
ところが・・・
元旦に子どもたちと映画「永遠のゼロ」を見にいったんです。
孫が、特攻で亡くなったおじいちゃんのことを調べていく物語。
このおじいちゃんの若い時を岡田准一君が演じてるんですけど、
かっこいい!!
ま、それは、さておき・・・
そして、映画の終盤場面で
「こういう胸に秘めた話って、あの当時は誰にでもあったんだよ」
というセリフがあるのです。
私の父は戦争に行きましたが、無事に帰って来れました。
その後、結婚した奥さんに病気で先立たれました。
一方母は、新婚3か月で夫を戦争で亡くしています。
その後出逢った父と母は再婚して、私が生まれたわけです。
つまり、
「戦争・戦死」があって、私はここにいるのです。
二人のわが子も、甥っ子、姪っ子も・・・。
享年、母と靖国神社に参った父が、
母にそして、母の前夫に
「ありがとう」
と言ったと母から聞いたことがあります。
「ありがとう」にどれほど深く複雑な気持ちが含まれていたことか・・・。
そして、それを口に出すのにどれほどの時間が必要だったか・・・。
父に添ってきた母のその時の気持ち・・・
「死を悼む」とは「生を想い、尊ぶ」こと。
父に母に、そして、今私がここに生きていることに
新たな感謝の気持ちが湧いてきました。
新年早々
監督の思うつぼの私でした(*^_^*)
いやいや、父と母の仕業かな・・・?
あらためまして・・・
新年を迎えるお慶びを申し上げます。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。