●「日本」の印象って?
トロムソに来た頃、
「日本」と聞いて、
ノルウエー人から出てきた言葉:
かみかぜ、さむらい、すし、
ノルウエー人から出てきた言葉:
かみかぜ、さむらい、すし、
すきやき、
あにめ、まんが、じぶり、
あにめ、まんが、じぶり、
わんぴーす。。。
日本人は、
髪の毛結って漫画見てる、
とでも思ってる?
とでも思ってる?
と驚いたものです。
「げいしゃ」は、
チョコレートやお米の名前に
なってたりするんですよ。
なってたりするんですよ。
●日本発のヴィンテージ
先日、EDELで仕事の日。
ある男性(見るだけ買わず喋って帰るが常)が、
人形を手に私に言う。
「これは、ペルシャ、
『げいしゃ』じゃないよ」。
(あんた、だ洒落言ってんの?)
「あはは。
芸者知ってるんですか!?」
「もちろん!」
「じゃあ、
「もちろん!」
「じゃあ、
これに気がついてます~?」
と、あるティーカップの
底を見せる。
「???」
「これ、芸者ですよ」
「おーーー!」
「これ、芸者ですよ」
「おーーー!」
と、ここから、
得意気に話す私。
「これは、日本製。
『九谷』という有名な焼き物で
1960~70年代に作られた
1960~70年代に作られた
海外輸出用です。
ヨーロッパで九谷を受け入れてもらうため、
高品質、高技術で、
ヨーロッパで九谷を受け入れてもらうため、
高品質、高技術で、
日本らしく作られました。
絵は全部手描きです」。
絵は全部手描きです」。
「素晴らしい!
もっとよく見せて」
「これは富士山。
日本で最も高く、美しく、
日本を象徴する山。
『ふじさん』と呼んで下さい」。
「なんて美しいんだ!
おれ、いつか、
おれ、いつか、
このセット買いたい!」
「ありがとうございます」。
実は、この日
ちょうど調べたところだったんです!(えへっ。うれし)。
もう少し付け加えると、
当時、「貿易用絵描き職人」
という人たちがいたのだそうです。
●私の手元にも届いていた!
そう言えば・・・
「Harukoが持っていた方がいいわ」と
友人がくれた物があったんだった!
こちらも九谷、透かし芸者入り。
手描きもあれば、
手描きもあれば、
プリントもあります。
当時は、
「海外向けだな、
日本人好みじゃない」
なんて軽く見ていたのです。
なんて軽く見ていたのです。
しかし!
九谷の職人の努力があり、
時を経て、
トロムソまで渡り、
日本人の私の手に届いたのかあ。
トロムソまで渡り、
日本人の私の手に届いたのかあ。
いきなり、
敬意と愛着の気持ちが
湧いてくるではないですか。
今度、このティーカップで、
彼女とお茶をしましょう。
当時は調べる気力もなかったの、
ごめんね。
今さらながら、
今さらながら、
ありがとうって。
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