6月14日(土)より
●たくさん作るなら、実験しちゃお!
梅ジュースを仕込んでから、2週間。
今年は、綺麗な青梅がたくさん手に入ったし、
大学生になった息子から
「オレにも送ってくれよ」とのリクエスト。
そこで、「たくさん作るなら」と
ちょっとした実験をしてみました。
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いつもは、洗った梅にフォークで穴をあけて、蜂蜜につけます。
ところが・・・
「穴をあけずにつけても大丈夫。時間はかかるけどね」
と聞いて、「なんて楽なの!」と実行したことがありました。
でも、我が家でそのジュースを飲むのは、作った翌年。
だから、どれほど余分に時間がかかるのか、わかりませんでした。
そこで!
梅2kg、蜂蜜2kg。
全く同じビンで
穴をあけたものとあけないもの。
二種類を同時につけてみました。
●どちらが、穴を開けた方でしょう?
結果は、この写真(6月27日撮影)
実は、左が、穴を開けた方なんですよ。
なんと、「穴をあけない方」が、早くジュースが出ているのです。
そもそも梅が持っている穴全体でジュースを出したらしく、
全体がしぼんでいます。
一方、穴をあけた方は、ほとんどしぼんでいません。
ということは、ジュースの出が悪いのでしょうね。
なぜに・・・?
●どの子も力を発揮できるのは、どっち?
私には、こんなことが、頭に浮かびました。
もし、何か仕事を任されたとして・・・
誰が秀でているか?なんて問わず、
皆同じ条件に置かれていたら、
どの子も自分の持てる範囲で、自分の力を発揮しようとするでしょう。
ところが・・・
大勢の中で明らかに能力のある子が何人かいるとわかっていたら、
その子たちに任せればいいさ、
と他の子たちは、力を出そうとしないのではないでしょうか?
「梅の穴」もそんな気持ちだったりして・・・?
早く美味しいジュースが飲みたかったら、
穴をあけなくてもOKよ!
美味しい果肉を使いたかったら、
穴をあけた方がいいかもね。
今年の梅の大きな収穫でした。