「帰ってますか?」
というメールを先日いただきました。
ごめんなさい!
日本に帰って、ひと月が経ち元気にしています。
ただ、帰った翌日から始まったのが、家の大掃除と片付け。
10月22日に家族親睦会をうちですることにしていたのですが・・・
9月の異常な雨天続きもあってか、
汚れは想像以上。
これには、参りました・・・(>_<)
でも、毎日あちこちと掃除や片づけをしながら、
次第に思いも変わってきました。
「家族が帰りたいと思う家にしよう」と。
それは、どんな家・・・?
1.久々に帰ってきても、げぇ~~(>_<)とならない家。
2.この家にしかないものがある家。
1のためには、「物を少なく」。念願の断捨離やるぞ=!
2のためには、「思い出の部屋」を作ろう!
まずは、アルバム父母の遺品で子孫に大事だと思うものを置く。
他には・・・例えば、
私の母は、私の子どもの時の服も人形の服も
いろいろなものを縫ってくれました。
服は残っていませんが、ミシンは保ってあったんです!
足踏みミシン!
電子ミシンにはない細やかさに軽やかで優しい音。
デザインも素敵!
飾るのも素敵だけど、いつか復活させたいなあ。
父の愛した碁盤も置きました。
私は五目並べしか知りませんが、
本物の石を並べてじっくり考える感触は、
今のゲームでは決して得られないもの。
母の作った短歌の多さにもびっくり!
私の知らない母に出逢い、
勇気をもらったり、
詫びたくなったり、
優しい気持ちになったり・・・。
22日には、20人ほど来てくれました。(大家族なんです!)
47歳で4人の子どもを置いて逝った姉の子どもたちが、
嫁さんやわが子と座り込んで、
姉の若いころの写真に沸いていました。
誰もいなくなってからは、
兄が手紙やアルバムなどを手に静かに一人いました。
ああ、よかった。
このひと月の疲れが溶けていくようでした。
母の遺作にこの歌を見つけました。
二日ちがいの夫婦(ふたり)のバースデー中とりて幾年ともに祝い来しかな
父と母の誕生日は10月21日と23日
そう、10月22日は、その「中」なのです。
父と母の家を預かった私としては、気持ちが楽になりました。
しっかし、家の片づけは、まだまだ途中です~~~(>_<)
ともかくは、この時間が取れていることに感謝です。