すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

異例のトロムソまでの道中

2022-05-30 | 季節
この度のトロムソまでの道中、
いつもとは随分違ったので、
お話しますね。


「名古屋発」が「成田発」に

まず、トロムソに帰る飛行機(フィンランド航空)は
2回キャンセルされました。

ロシア上空を飛べないことが影響。

相方さんが何度も電話してゲットしたチケットは、
名古屋発でなく、成田発。

しかし、そのお蔭で、
「成田空港宅配便」を初めて使いました。

出発三日前までにスーツケースを成田空港に送り、
出発当日、空港でスーツケースを受けとる。

これは、超便利!

また、思いがけず、
東京転勤になった息子の家に
泊めてもらうことができたり、
いつ会えるかわからないね、
と別れた友人とまた会うことができたりと、
これはこれで、よし。

それにしても、閑散とした成田空港。

海外からの旅行者解禁は、6月10日かららしい。
入国時にコロナの陰性証明書は、まだいるし・・・。


13時間かけて北極回り

成田からヘルシンキまでは、
通常約9時間のところ、13時間。

ロシア上空をどう迂回するのか?

乗ってわかったのが、なんと「北極回り」!

じゃあ、じゃあ、トロムソ近辺を飛ぶわけ? 

しかし
「おろしてーーー!」と言いたいタイミングにすら、
私はすっかり熟睡。

夜21:40発だったし、
日本での疲れも手伝っている。

だが、もう一つ。
コロナ期ならではの好条件。

乗客が少ないため、隣に座る人がいない。
つまり、座席3つを独り占めして、
ほぼ全員が横になって寝れるのです(往路も同じでした)。

という訳で、
13時間も特別長く感じないでいけました。


空港で12時間待ち。

朝、4:20頃ヘルシンキに到着。
トロムソ行の飛行機まで、12時間。

朝が早く、人はあまりいないが、
店も閉まっている。
まだ眠いが、
手荷物もあるし熟睡はできない。

ぼちぼち開いてきたカフェに入ったり、
なんやかんやと過ごすけど、長いわあ。

さてヨーロッパ圏へ入管すると、
雰囲気が変わります。

ツーリストも 子ども連れもいっぱいで、
マスクをしている人はほぼいない。

トロムソまでの飛行機は満席で、
トロムソ空港もツーリストでいっぱいでした。


5月に大雪が降ったトロムソですが、
うちの庭に雪はなく、
迎えてくれた新顔は、チューリップ!
二日で大きくなったのだそうです。





去年の秋、歩けなかったので、
相方さんに植えてもらったのでした。


さあ、今週から
アンティークブティックも日本語教室も
仕事再開です。

皆さん、機嫌よくいましょうね。

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ヘルシンキ空港にて

2022-05-24 | ほっとひといき
昨日、トロムソに無事戻りました。
昨日、ヘルシンキ空港で書いたものを
アップしますね。

*** * ** * ** * * *** * *

ただ今、ヘルシンキで
トロムソへの飛行機を待っています。

この3か月は、
忙しくも、
実り多き時間になったこと、
今、自分が元気でここにいること。

感謝しかありません。

実際に会えること、
直接、話ができること、

その尊さが改めて身に染みる3か月でした。

● コミュニケーション 新たな気づき

● 体の記憶

やっと会えた孫との時間で思い出すもの。
無言のコミュニケーション

この腕に抱いたぬくもり、
重み、手触り、
乳、汗の臭い。

そっと目を閉じれば、
体を通して思い出されます。

なんとも愛おしい。

 予定を立てなくても、大丈夫。

 何の予定を立てなくても、
  会いたい人と会える、話せる。
  新しい出会いに恵まれる。

その心地よさには、いつも
「直観」「想いやり」「信頼」が、
動機であり、エッセンス。

その偶然の連鎖には、
人の企てなど、ちっぽけなもの、
と教わるかのようでした。

●会って、正直になること。

 時間が限られていたから、
 単刀直入に、正直になれた。

直接、正直に話せば、
わからないこともその場で
問える、
確認し合える。

メールだけでは、難しいコミュニケーション。
その大切さを、改めて痛感しました。

こうして振り返ってみると、

日本だけでなく、
日本語だけでなく、
ノルウエーでも、
ノルウェー語でもできること。

自分で「壁」を作っていたんだと
思い知らされました。

●私が生かされている「循環」

ノルウエーにいると、
充電が切れるように欲してくるのです。

「日本に帰りたい」と。

なぜなのか? 

それが、この度の帰国でよくわかりました。

まず、私は自宅にいるだけで、
ほっとする。

そして、まるで母に見守られる子供のように
友人たちから
力と愛をもらって、
私は、たちまち元気になる。

子どもたちとの時間は、
私を益々幸せにしてくれる。

こうして
こんな私を受け止めてくれる
相方さんの待つ街に
私は、また帰ることができる。

そして、私は友人にお返しすべく、
遠く離れた異国の地、トロムソでも
楽しみながら暮らすことができる。

そして、私はブログで綴る。

つまり、私のブログは、
私から家族、知人、友人への
報告・お礼の一手段なのだ。

そして、読んで下さる方がいて

私は書き続けることができる。

必要な時に
また日本に帰る。

私は、この循環の中で生かされているのだ。
喜びと共に。

こんなことが、私の中で
明確になったのです。

家も何百kgと軽くなり、
私の心もすっきり!


この日、軽トラで運んだ量は、200kg。

さあ、明日から
トロムソの生活が始まります。

お断りもなく、
随分お休みを頂きましたが、
また宜しくお願いいたします。

 
感謝を込めて。

コメント (2)
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