●素老日誌 2010.10.18.(リハビリ日誌 31日目)
「豊吉さんが、ウツだ」と聞いて、
友人がお昼ご飯に呼んでくれた。
松茸ご飯をごちそうになる。
もう、幸せ~!
いろんな話ができて、気が晴れる。
友人とランチすること自体が、久しぶりだったなあ。
その後、バレエに行き、
今私が最も心弾む時間!
これも休みがちだったなあ。
整体の治療を受け、
体も心もすーっかり軽くなった。
その足で、レモンの里に行く。
「今日は休養するんだから、短時間で帰ってこよう」。
そう思って行ったのだが・・・
ちょうど夕ご飯の最中。
母は、夕飯をほとんど、吐き出している。
気持ちが悪いらしい。
それにしても・・・・
体が左に傾いていない!
力が入るから、傾いかないのだろうし、
傾いていないから、また力も入るだろう。
何か母の体の中のものが、
これまでとでぐっと変わっているような気がする。
これは、とてもよい兆しだ。
食卓を片付けて、
倉田さんのハーモニカの演奏を聞かせていただいたり、
ハーモニカに合わせて歌ったり。
私も「今こそ!」と遠慮なく大きな声で歌う。
私のストレスの解消法の一つは、歌を歌うこと。
ところが、
ここのところ大きな声で歌うとこともなかったなあ。
なんと、気持ちのよいことよ!
8時から15分ほどかけて、お経を読む。
あとは、歯を磨いて、寝る準備にかかる。
これが毎日のメニューでスムーズに流れる。
母も車椅子で歯を磨いている。
こんな夜の時間を毎日過ごしていたんだ。
こんなゆったりと安らかな夜の時間を送るなんて、
私にはあったかしら・・・?
ああ、やはり母は、
ここにおらせていただけてよかった。
いつもの大声を上げて、車椅子からベッドに移る。
パジャマに着替えて、
ほっとして心地よさそうに目を瞑っている。
私が知っているだけでも、
3時間左に傾くことなく車椅子に座っていたことになる。
すごい!
手はむくみ、足も冷たい。
足のマッサージをして、足を温めて、
母が眠ったところで帰る。
予定は、狂った、狂ったー!
だけど、夜の時間を共にすごし、私も安心した。
どうやら、私もウツから抜けつつあるようだ。
今日一日に感謝。