今日も雨。
夏を知らせるノウゼンカズラが
みずみずしく咲いています。
先日、同じ年代の友人が永遠の眠りにつきました。
実は今日が彼女の本屋20周年記念日。
その寸前に逝くことになるなんて・・・
人の話を聞くときの彼女のキラキラした目が、私は大好きでした。
いつもいつも好奇心に満ちていたのでしょう。
今ふたたび、
彼女が愛し紹介してくれた本を開いてみました。
「センス オブ ワンダー(レイチェル・カーソン)」
こんな一節があります。
「地球の美しさと神秘を感じ取れる人は、
科学者であろうとなかろうと、
人生に飽きて疲れたり、
孤独にさいなまれることはないでしょう」。
何事にもスピードを求められ、
時間・人・心の使い方にゆとりを持ちにくい今の時代。
こんな時代だからこそ、
身近な小さな自然にも感動する。
そういう感覚・時間が必要なのではないでしょうか。
レイチェルは、こんな言葉も紹介しています。
「死に臨んだ時、
私の最後の瞬間を支えてくれるものは、
この先に何があるのかという
かぎりない好奇心だろうね」。
彼女もかくあったことを祈ります。
しかし、あまりにも早すぎる・・・
私が彼女にインタビューしたときのまとめを
すぎな通信20号より紹介いたします。
私は、今読んでもハットさせられまする・・・。
読めるかなあ〜???
これ、どこにでもある光景。
だけど、待ち望んでいた光景。
うちの畑は、須賀神社の裏口の前にある。
雨が続く梅雨の頃
参る人もなく
鬱蒼と茂る木々だけでは
神社の前が心寂しくなる。
道行く人をホッとさせてくれるように。
神社の掃除に来ていたおばちゃんから
戴いて、挿木した紫陽花。
今年が4年目。
雨の中、見事に彩を添えてくれています。
This is Hydrangea(Hortensia) that we often can see everywhere in rainy season in Japan.
I wanted it at my farm in front of the shrine.
Because there was no flowers there this season.
So I planted just a stem four years ago.
Now it makes the passer enjoy the color in rain.
I'm so happy!
すっかりご無沙汰してしまいましたm(__)m
何度も尋ねてくださった方々、
ごめんなさい。
そして、
ありがとうございます。
今日は梅雨らしい空模様ですね。
昨年から畑も人に借りてもらっているのですが、
その片隅で今年は、ドクダミの花がめっきり増えていて
びっくりしました。
「この草の気品の前で私は位負けしそうになった」
「この花の姿は、茶花にしたいくらい上等な風情がある」
こうどくだみの花を讃える堀文子さんの文章に出逢ったのは、
何年前だったかなあ
あの独特の臭いに、
じっくりと見ることさえしてなかったドクダミを。
ふと畑の出入り口に小さなドクダミを見つけて、
いつか私にも堀さんの気持ちがわかるかしら?と、
畑の隅に移しておいたんです。
今思うに・・・
なんて可愛らしいこと!
ハート形の葉っぱに4枚の潔い白。
花の中心部のびゅっとしたつきもいい。
「むさぼらず、誇らず、黙々と下積みの暮らしに徹する者の底力が、
ドクダミを描く私の体に地鳴りのように響き渡るのだった」。
(堀文子画文集 命といういふもの第二集 「無心にして花を尋ね」より)
堀さんのような感性には程遠いけど
ドクダミの存在に目が覚めるような思いがしました。
何だかんだと、すぐ休憩する私ですが
またブログで綴っていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m