すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

梅雨時に想う五月晴れ

2010-06-26 | ほっとひといき

2010.6.26.より

これは、5月にとった写真です。

「なんて清々しい青だろう!
これぞ五月晴れだー!」

しかし・・・・「五月晴れ」とは、
梅雨の合間の晴れのことを言うんですってね。

知ってました?

残念ながら、この青空は、梅雨に入る前のもの。

五月晴れとは言えない・・・のです。

じゃあ、ほんとの五月晴れを!

と入梅してから
雨の合間に空を見上げるのが癖になってしまいました。

ところが、

晴れて暑い日はあっても、
青空って、ないものなんですねー。

今、私の携帯の待ち受けにこの写真を使っているのですが、
梅雨の鬱陶しいとき、
この写真を見ると
思い出せるんですよ。

あの爽やかさを。

新月のときに月を想うようなもので、
これもいいものだ、
と最近つくづく思いまして・・・

皆さんにもおすそ分けを。

そう思った次第でございます。

いかがなものでしょうか?


 

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憎しみを超えて

2010-06-10 | おむすびティータイム

 おむすびティータイム

今日はどんな人に出逢うかな?
おむすびティータイムは、
参加者で作るライブの場です。

 ● 5月21日(木)より

 今日も参加者からお花のお土産がありました。

さらにハーブティーも。

ハーブティーには、夏みかんを入れて頂きました。
とっても爽やかになるんですね。
夏みかんがしっとりして食べても美味しい!

テーブルについただけで、
ほ~~~とリラックス。

ありがとうございました(^^♪

●敵国への憎しみをこえて

キプロスって国、どこかご存知ですか?

トルコの下、
地中海の東の端に浮かぶ小さな島。

なんと、参加者のお一人に
キプロスに行ってきたという方がいらっしゃいました。
そこで、
この日は、キプロスの写真と土産話で始まりました。

お話の中で印象的だったこと・・・

まずは、なぜキプロスに行かれたのでしょうか?

女性の力で世界を平和にしよう。

その思いを持った人が
トルコ周辺で戦っている国に声をかけて
交流を持ち始めて、今年が14年目、
ということでした。

その会議って、一体どんな風にされるのでしょうか?

当初は喧々囂々(けんけんごうごう)だった!

というのです。

喧々囂々!?

なぜかというと・・・

戦争で敵同士だった国の代表が来ているわけですから、
どちらも「身内を殺された」
という恨みを持っている。
それはぬぐい消えきれるものではない。

平和を願って「何とかしたい!」

もともとは、そう思って参加された方々です。

それでも、どうしようもない感情から
喧々囂々になるのも無理はないのでしょう。

●「喧々囂々!」から「何とかしよう!」へ

それでも、相手の話を聞き合っているうちに
悲しい思いをしているのは、
自分たちだけでなく、
敵の国でも同じだったんだとわかり、
自分たちで何とかしていこうという気持ちが芽生えてきて、
自主的に集まるようになっている、
ということでした。

「何とかしよう」という気持ちでも
もう一域超えた感情・行動へと変わってきたということでしょうか。

14年続けてきたということに感銘しました。

こういう貴重な生の話を聞かせていただけるのは、
本当にありがたいです。

●戦は、身近にもある?

恨みを抱いて、仲良くすることができない。

それは、隣人でも身内でも
個人レベルでもあること。

そこで、私は伴侶を相手に
「許せない!」と思うことはないのか?
そんなとき、その気持ちをどうするのか?

なーんて、お聞きしてみました。

だって、身近なところで、
避けることができず、
血のつながりはないのに、
とっても絆のある他人って・・・

まずは伴侶でしょう。

独り身の私としましては、
夫婦を続けているということ自体
本当に尊敬しちゃうんです。

ですから、より真剣に聞かせていただきました。

さてさて、その中身は・・・
参加したもん勝ち(^^♪

では、また来月。

次回は、6月17日(木)です。

お待ちしていま~す\(^o^)/

 

 

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道がサルで真っ黒になって、こわいよー!

2010-06-07 | なんでもあり

●6月5日(土)より

本当だったら、
今頃の日曜日は三里村のおばちゃん(知人)の梅林に梅採りに行っているところです。
でも、今年の梅採りはなくなりました。
花のつく2月・3月に霜が降りたり、雪が降ったりして
なりが悪かったからです。

梅採りがなくても毎年
私はこの時期には美里に足を運んできました。
今年も母とドライブとハイキングを兼ねて行ってきました。

鶯がのどかに鳴き、さわやかな空気、
青い空には昼間のお月様、
新緑と麦畑のコラボなどなど・・・、
本当に心地いいんですよ~。

でも、いつもとなんか違う・・

そうだ、田んぼのいたるところに柵がしてあるんだ。

先ほど聞いた梅のおばちゃんの話がリアルに思い出されました。

「今年は、いつも以上にサルが来る。
100~200匹だったのが、
今年は500匹おったんと違うやろか。

(500・・・???・・・!)

道がサルで真っ黒になって、こわいよー。

山にえさがなくなってきたからやろうなあ。
気温が上がったからやろうなあ。
サルが田んぼで水浴びをしては、
稲がやられる。
こんな水浴びなんてせんだもんなあ。

ちょうど今は鹿が身ごもる時期で、
鹿が5、6頭来ては、稲の若芽を食べる。
これも困るわ。
昔なら山の若芽を食べていたやろうに
それが少なくなったんやろうなあ。
ここは、奈良公園か?と思うくらいよ。
オスは狩られるで、メスが増えるんやろうな。

サルも鹿も猪もあんまりひどいから、
今年は、電柵をしたわ。
電気を流すのは、夜だけやけどな。

それでも、入ってくるんやから、
なんともならんわ・・・」

森の伐採、温暖化の影響をぐっと身近に感じ、
身震いしました。

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「ひとり」になるのもわるくない

2010-06-03 | 素老日誌

2010年5月31日(月)より

今日、
一週間ぶりに母がショートステイから帰ってきた。

「ああ、やっぱりうちがええわ~」。
心から母は言っているようだ。

「あんたの顔を見るとそう思うの。
『疲れた』と思っていたんやけど、
あんたの笑い顔を見たら、元気が出てきたわ。
いっくらこのうちがあっても
あんたがおるでええんやわ。
ああ、うれし~わ~」。

・・・・泣けることを言ってくれるではないか。
こみ上げてくる涙をとめようともせず、
私は素直に涙腺を緩めていた。

母がいなかった今週は、
お母さんとたっぷり週間で
毎日誰かと話し過ごしていた。

そして、夜はビデオを見まくった。
時間を無駄にしていたわけじゃない。
一人ぼっちでいたわけじゃない。

しかし、
自分のための食事を作るのにも
一人でいると、私は作る気になれなかった。
母が帰ってきたら、自分のための食事でも
作る気が出てくるのだ。
これも不思議なものだ。

あつ・・・
父が亡くなってから、
母は、ずっとこんな気持ちだったんだ。
いや、もっともっと・・・
私たちが家に来るまで、ずっと・・・。

そう思ったら、
素直に喜んでいる母を抱きしめていた。

すっぽりと抱きかかえることができる小さな背中、
私のあごの下にある小さな頭。
ショートステイで洗ってもらった綺麗な白髪からは、
シャンプーの香りがする。

一人になるって、わるくない。
こんな気持ち、一人にならなかったら、
いだいていなかっただろうから。

 

 

 

 

 

 

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