29回トロムソ国際映画祭(TIFF)、
映画好きにはたまらない1月のトロムソ行事。(1月14日~21日)
3年ぶりに私も4日間ボランティアをさせてもらいました。
(学校はお休みして)
TIFFでは、様々な国の社会問題を投影するものから、アニメまで、
約120本(大人向け)が9会場で朝から晩まで上映されます。
子どもの映画は屋外で無料。
ちなみにボランティアは約260人です。
子どもたちはね、「寒くない」んだそうです。
私は26本見ることができたのですが、字幕は全て英語。
日本の作品はいい!
字幕読まず、そのまま心に入ってきます。
今年の日本の映画は、
「万引き家族」「カメラを止めるな!」。
泣きました、
お腹抱えて笑いました、
多角的視点・アイデアに拍手しました。
それにしても、26本も?
そんなに見たら、チケット代も高いでしょう?
心配ご無用。
ここでボランティアのメリットをお話ししましょう。
●仕事中も映画が見れる!無料でチケットが入手できる!
ボランティの主な仕事は、
会場入り口でのチケットもぎ、人数把握、上映中観客への配慮、上映後の会場の掃除、点検。
これをボランティアで連携をとりながらします。
「上映中の観客の配慮」には場内に座るので、
「その映画が見れる」わけです。
また、当日、翌日のチケットは無料で入手できます。(満席でない限り)
このため、ノルウェーのあちこちから、また海外からも、
このボランティアをしに来る人がいるのです。
私も3年前は旅行者でした。
今年のボランティアグッズ。お魚は、クッキー型。さすが、トロムソ!
さらに、今回は、3年前の自分との違いに、
随分勇気づけられました。
●ノルウェー語で仕事ができた!
3年前は皆さん英語で話してくれましたが、
今回は全てノルウェー語でのやりとりでした。
「わからなければ、『もう一度ゆっくり言ってください』と言う」。
これがこれまで、なかなかできませんでした。
わからなすぎると、
質問する内容もタイミングもつかめません。
でも、今回はそれができたんです。
苦手な聞き取りも、通じるようになってきたんだ、
と正直言って不思議な気持ちです。
●英語字幕全部に目が通せた!
私がノルウェー語の学校に行き始めてから1年半、
英語はノルウェー語を調べるためだけで、
ノルウェー語に集中してきました。
現在英語を話そうとすると、
ノルウェー語が先に出てきて、ノルウェー語混ざりの英語になるんです。
これで、字幕が読めるのかと心配でしたが、
意外にも字幕にすっと目が通せました。
もちろん意味がわかるかどうかは別として。
3年前は、これもできませんでした。
ノルウェー語でアルファベットに慣れている。
辞書の英単語に触れるだけでも脳に作用している。
この発見で「英語」への壁が一つ吹っ飛んだ気分です。
●入場者に知人が!
チケットもぎをしながら、
知人を見つけた時の嬉しさ。
言葉を交わせる喜び。
これは、旅行者との大きな違い。
もともと人に声をかけるのが好きな私は、心から楽しめました。
「5月にノルウェー語の試験、6月に学校を終了」。
この一区切りに向けて、もうしばらくノルウェー語に集中してみます。
今日は、トロムソに太陽が戻ってきましたよ~!