すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

ノルウェーのコロナ対応(その1)肝っ玉母ちゃんから子どもたちへ

2020-03-25 | ノルウェーの生活

 


ずっと微熱があり、家でお籠り中、できました。中身は、厚焼き玉子に(^^)

 

前回のブログに多かった反応は、

「コロナは、ノルウエーでもですか!」

確かに、ノルウェーは、日本から見たら、西北果ての国。
でも、ヨーロッパの一国なんですよ。
ヨーロッパの中の経済・学業・娯楽での繋がりは日常。
だから、コロナは、いくらでも入ってこれるんです。

そのヨーロッパが、第二次世界大戦後最大の危機にいます。

ノルウェーも同様です。

ノルウエーの「第二次大戦以降の最大の挑戦」。

一体どうなるのか?

全く想像ができません。

「第二次世界大戦後の最大の挑戦」始まる

ノルウェーの感染者数は、前投稿から12日間で1,946増し。

感染数:2,132(3月21日)※このうち915人は、海外で感染している。
死亡数:7
 ※イタリア(感染者数:53,578)イラン(20,610)スペイン(24,926)

ノルウェー政府は、

「病院のベッドが不足する」

「治療の必要な人に治療ができなくなる」

この状況を予測し、感染のスピードを緩めるために、
対策の試みに踏み切りました。

■全幼稚園から大学まで全て閉め、自宅学習。(2週間、しかし延長の可能性あり)(3月13日より始まる)
■イベントや、人が集まるカフェ、レストラン、人と接触のある美容院などの休業。
■可能な限り在宅勤務。
■出入国の制限(国民は出ない。帰国したら14日間の隔離。他に条件いろいろ)(3月16日より始まる)

一体何が起こっているのか?
読み、聞き、メモり、相方さんに聞く。

あかん、私には難しすぎて、頭が変になるー!

しかし、そんな私でも納得できる素敵な時間がありました。

首相から子どもたちへ わかりやすい言葉でお話

お父さん、お母さんも家で子どもと過ごすことになり、
ネットを通して(学校、先生、学齢によっても違う)、
親が手伝う子どものホームスクールが始まりました。

それから間もなく、

「エルナ首相から子どもたちへのお話し。
 首相、教育大臣と子ども・家族大臣が
こどもたちからの質問に答える」

という時間がTVで放映されました。

Se sendingen her

これなら、子どもたちもわかる!私もわかる!
(と言っても、ネットで全文を読んで理解したのですが)

「みなさん、学校も幼稚園も閉まった。
アクティビティーもできなくなった。
コロナで、いろいろなことがいっぺんに変わった。

コロナがうつるのではないかと、怖いかもしれません。

でも、コロナは、子どもがかかっても、
パパやママがかかっても、
普通の風邪のようなものでしょう。

でも、重い病気の人やお年寄りがかかると、
とても危険になるかもしれないのです。

皆がコロナにならないようにする。

それが、彼らを助けることになる。
これが、一番大事なのです。

だから、学校も閉めたのですよ」。

(エルナ首相の話から、一部を要約)

この時間の内容については、
とてもわかりやすい記事があるので、ぜひ読んでください。
https://news.yahoo.co.jp/byline/abumiasaki/20200316-00168166/

この度、どっしりと対処するエルナ首相を私は、
「肝っ玉母ちゃん」と呼ぶことにしました。

そうは言っても、肝っ玉母ちゃん、
お父さん、お母さんの仕事、収入はどうなるの?

それについて、
「ノルウェーのコロナ対応(その2)」でお話しますね。

4月のイースターには、よい兆しが見えていますように

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コロナの少しでも早い収束を祈りつつ

2020-03-10 | ノルウェーの生活

皆さん、いかがお過ごしですか?
この年度の終わり、しかも受験期に
全学校が休校になるなんて・・・
前代未聞の事態。

子どもたちや親、教育関係者はどうしているのだろう?
今回の経済の影響は、どうなるんだろう?
などなど、コロナ情報を読んでは、
毎日いろいろな人のことを考えています。

中国、日本からは遠いノルウェー、
ここでもコロナ感染者数186人(3月9日)。
トロムソがある県内にも6人。
イタリアからの帰国者(空港にいただけの人もいる)が最も多く、
日に日に感染者数が増加しています。(検査費は無料)

ただし、今のところ、重症者はなく、
各自家で隔離されているようです。

トロムソのマスクは、中国でコロナが発症してすぐ、
中国人の観光客が全て買占め、
未だに品切れ状態です。

ノルウェーでは
「マスクは、感染防止に役立たない。むしろ逆効果だ」
という見解があり、町でマスクをした人を見たことはありません。

やむなく見送ることに

実は、3月に日本に帰る予定でした。
しかし、
今や、ヨーロッパから私が菌を日本に持ち込む可能性もある。
日本でもトロムソでも高齢者との接点が多い。
無事日本から帰っても、自宅で2週間の隔離が必要。

うーーん、
「今回は見送るしかない」。

でも、ガックリきたのも事実で…

久々の発熱 「私にできることは何?」

それから間もなく、私は、何年か振りに発熱しました。
(コロナではなかったです)

お腹の調子が悪いのに、

食べるは、ワイン飲むは、睡眠不足もしてたんですわ。

年相応に。
横着はいけません。

こういうことがあるの。

キャンセルでよかったのよ、と自分に言い聞かせる。

一方、仕事がなくなった友人から、前向きなメールが届きます。

「このチャンスに創作活動に集中します!」
「普段できない家の片づけをするわ」
「子どもがお料理をしてくれた!」

逆に「お大事に!」とお見舞いを受けている私。
なんてこと!!

私にできることは、なに?
と改めて考えてみましたが、結局は・・・

手洗いうがいをする。
楽しく元気に過ごす。
ここでやるべきことを淡々とする。

そして、ブログを書く!(^_-)-☆

ということで…

トロムソの3月の日曜日をご一緒にどうぞ!

 

少しでも早いコロナの収束を祈りつつ。

 

B.B.Qの用意バッチリ。こういうまめなパパ、よく見かけます。

小さい子ども連れの家族で賑わうChalottenlund 雪の上のB.B.Qも!

片隅のスケートリンク。氷上の雪はこうやって、どけてもらってたんだ。

ここの子たちは、コロコロと転がって、ちゃんと足で着地するんです。

毎日整備されるスキーコース、実は普通の歩道でもあるんです。

見え…ないか、黄色い鳥😅 鳥のさえずりは、もう春!

お散歩に来て、ゆっくりと景色を眺める。その先は・・・

夏は野鳥がいっぱいのPrestvannet(湖)。冬は氷上を横断できます。
 

クロスカントリーと射撃を組み合わせたバイアスロン競技場も、すぐそこに。

トロムソ島のSkihytta(小屋)まで坂が多いけど、今年は来れました!

Hyttaの中には、カフェ。1914年からオープンしているんですって!


Hyttaからの帰り道、大中小と並ぶジャンプ台。もちろん公式に使われます。
スキーの後のサウナ。お風呂がない分、至福のひととき。
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