テーブルで迎えてくれた花々
●「一人の悩める母」から。
昨日は子どもNPOセンター主催の「学習支援ボランティア研修」に呼んでいただき、
ボランティアの方々とお話しすることができました。
そうか、私がしていることも「学習支援」だったのか・・・・
でも、「学習支援」ってなんだろう?
いつから私は「学習支援」をしていたのだろう?
と考えていたら、思い出しました。
13・4年前のこと。
娘が不登校になって、初めて私は本気で考えたのです。
「このまま学校に行かないとしたら、
この子が生きていくのに、どんな力がいるだろうか?」
「学校に戻りたいといった時、
どんな力があれば、すっと学級におれるだろうか?」
「勉強とは何か?」
たぶんこの時が「学習支援」の始まりだと思います。
但し、私の場合
「学習を通して、自分で学ぶ力をつけるお手伝いをする」
と思っています。
この時期に「らくだメソッド」に出会いました。
また、その頃、
子どもNPOセンターが始めたばかりの
「不登校の親の会」というのに参加しました。
それが、子どもNPOセンターとの出会いでした。
「一人の悩める母」から14年。
こうして「講師」として呼んでくださる子どもNPOセンターの長期的に人を見る姿勢に
感心すると共に、
感謝を胸にお話させていただきました。
●「寄り添う」「押し付けない」
私は「らくだメソッド」というツールを使っています。
また、うちの教室の趣旨を前提に、
少なからずも、保護者の方が賛同または試してみようという方が来て下さっています。
つまり、子どもでも、障害があっても、施設の子でも、どんな生徒さんとでも、
その「最初の合意」があってのおつきあいです。
でも、学習ボランティアの方々には、この二つがない。
そこが、大きな違いです。
しかし・・・
私が、「らくだメソッド」を使っているのは、
自分の伝えたいことが伝えやすくなるから、
生徒さんと情報を共有しやすくなるから、
自分の成長・変化が見やすくなるから・・・など。
ですから、らくだメソッドを使っていなくても、
子どもに対する視点・方法を学び合うことはできるはずです。
それを願って、私の経験からお話させていただきました。
皆さんのお話からは、
一人一人の成長を考えて、いろいろな工夫をしたり、
「寄り添う」「押し付けない」という事を心がけていらっしゃることに
感心してしまいました。
その皆さんの熱意に
「私こそ、もっと初心に帰るべき」
と反省しました。
あんなに素敵な皆さんです。
私の拙い話の中からでも、
きっとご自分の場で生かしてくださることと思います。
こんな学びあう機会、
もっとあったらいいなあ~!