すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

本を書かないのは、もったいない!

2008-07-28 | なんでもあり

6月22日(日)より

●私の話を聞いて書いてくれる人がいたらなあ・・・

今日は、ティーハウスの山本さんの紹介で、
田中千尋さんという方にお会いしました。

「『本を書きなよ。もったいないよ』。
そう人から言われ続けている。

 人前でしゃべることはできる。
話すための台本を書くこともできる。

でも、『本』となると、書けない。
私の話を聞いて書いてくれる人。
そんな人がいたらいいのになあ・・・」。

これを聞いた山本さん。
ぴったりの人がいる!と私を思い出してくれたそうです。

わお~!   光栄です!

●メッセージがたくさん!

実際に田中さんにお会いして、思いました。

この人は、自分で書いた方がいい!

ただ・・・

大学で講師も勤めていらっしゃいます。

頼まれてする講演会は、
学校の先生、保護者、校長会、会社、一般社会人と
ターゲットも幅が広いのです。

それだけに伝えたいメッセージもたくさんお持ちのようで、
「これを!」と絞ることができていないようでした。


ですから、今の彼女が書けないのは、
「これを書きたい!」と思っていないから。
きっと、それだけだと思いました。


●人が思う「もったいない!」

それにしても、人は何を「もったいない」と言うのでしょうか・・・?

1. 「情報の保存」

この場で話した言葉、方法が保存されないなんて、もったいない!
 ⇒ それなら、彼女のセミナーをDVDに録るのがベストじゃない?

2.「セミナー」外への情報発信

「本」にすれば、セミナーに参加できない人にも、田中さんの手法が伝わる。
そうすれば、幸せに感じる人が増える。その種を蒔かないのは、もったいない!
  ⇒ブログでも可能。
    でも、「本」の方が、手元で何度も読み返して身につきやすいかな?

3. 集客力アップ!

本を読むと「もっと知りたい、学びたい」とセミナーに参加したくなる。
セミナーへの参加者を増やさないのは、もったいない!

●自分で書かないのは、もったいない!

私も「もったいない!」と思いました。
ただし、上記の「もったいない!」とはちょっと違います。

★「書く」ことで能力開発
   ・・・・しゃべるだけでは、見えないこと・出てこない言葉がある。
     「書こう」と自分に向き合って初めて目覚めるものがある。
     それを潜ませておくのは、もったいない!
★「田中千尋」を残す。
  ・・・彼女のホームページを見ても、
   彼女の人生を彼女の言葉で綴ったものが少ないのです。
   こんな素敵な人を残さないなんて、もったいない!

そこで、私は、自分で書くことを勧めてみました。
「少しずつだったら、書けるような気がしてきました」と田中さん。

はい、私の出る幕は、閉じました!(笑)

●インタビューのチャンス!? 

こんな素敵な方が津にいたんだ!
それが、私にはとっても嬉しかったですねえ。

彼女が学んできたことは、アナウンスから心理学まで多種多様。
日本だけでなく、アメリカでも勉強していらっしゃいます。

「今、学ぶことが楽しくてたまらない」という彼女。

ここまでどんなことを感じながら、歩んできたの?
彼女が伝えたいことは、彼女の人生にどのように影響してきたの?


今回、私は、浮かんでくる問いを出しそびれました。

私こそ、インタビューのチャンスを作らないと、もったいない?

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ウン子もチョウ子も私の子

2008-07-22 | 素老日誌

6月24日(火) より

 朝の会話。

母:あれ、大便が出そうやわ。

娘:それは、腸よ。

  チョウコちゃんが、顔出してきたんよ。

  だいじょうぶ!

    補)私は、昨日から腸に「チョウコ」と命名した。

 母:チョウコちゃん?

娘:腸のチョウコちゃん。

母:ウン子もチョウ子も私の子やのに、

  区別がつかへんなんてなあ。

    どういうことかいな!(笑)

 娘:・・・?・・・ウン子・・・チョウ子・・・・私の子・・・。

  うまい!!

  お母さん、さえとるなあ。

 母:あれ、そ~お?

  私もまだまだぼけてへんなあ。

  うれし~!

 

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痛くて切ない夜もある・・・

2008-07-15 | 素老日誌

6月20日(金)より


●「痛い!いたたたた・・・」

寝る前、トイレ帰りの母をベッドで迎える。


朝・晩日課になっている「おなかの筋トレ」をするのだ。


しかし、いつにもまして、出血している。

「痛い!いたたたた・・・」

見るからに痛々しい。


●がんばったから、“ホット梅”

しかし、「痛いよね」とばかりも言ってもおられない。
もう一度トイレに行って、洗ってふき取ってから、「おなかの筋トレ」開始!

だけど、今日はかなりうまいぞ!

うまい、うまい!

お母さんその調子!

クリームを塗って、「はい、おしまい!」

 


「ホット梅でも飲もうか。よう、がんばったし、これで、よーく眠れるよぉ」。

    (注)ホット梅とは・・・梅ジュースのシロップと果実のお湯割り)


「ありがとうなあ・・・。ああ、おいしぃこと。
あ~、つかれたわ・・・」。


母は間もなく寝付いてしまった。

●このままつきあっていかないかんのよなあ。


真っ赤に染まったティッシュの塊を片付けながら想う。

痛いよなあ。
ずっと痛いんよなあ。
そりゃ、そうやわ。
このままつきあっていかないかんのよなあ。
こうやって、最期まで・・・。

わかっていることなのだが、どうにも切なくなる夜がある。

                  ・・・CDのボリュームをそっと上げた。

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友だちが多いと安心、一人は心配?

2008-07-12 | おむすびティータイム

6月19日(木)より


今日は、おむすびティータイム

参加者11人。

●友だちがいない。どうしたらいい?

今日は、こんな質問がありました。

「うちの息子は、幼稚園で、友だちがいないらしいんです。                   親として、どうかかわったらいいか。                               皆さんの意見をお聞ききしたいと思いまして・・・」。

「子どもに友だちがいない」と悩んだことのある方が、ほとんどでした。

参加者の皆さんの声は・・・


小さい頃はずい分心配しました。今年大学生になって下宿したんですけど、サークルに入ったりして楽しくやっています。成長とともに変わってくるから、あせらなくていいと思いますよ。

たくさんの子と仲良くするのは苦手みたい。でも、一人気の合う子ができたら、よくしゃべるし、よく遊ぶ。この子は、そういうつき合い方をする子なんだな、と思えるようになりました。

うちの子は、中学になって友だちとの関係に悩むようになりました。もともと他人に関心の薄い子だったのに、私が、「何とか友だちを作れるように」と一生懸命お膳立てをしてきたんです。子どもは子どもで、なんとかお母さんを喜ばせようと無理をしてきたのかもしれません。それが、しんどくなってきたのでしょうか。今は、親の価値観を押し付けてしまったんだなと、私が反省しています。

小学校の頃は、友だちがいなかったんですけど、中学ではできました。でも、休日は、友達と遊びません。楽しんだけれど、疲れるので、休みがいるのだそうです。それはそれで、いいのかなと思うようになりました。

うちの子は、自分一人で行動したいので、放っておいてほしいのですって。でも、「寂しいだろう」と友だちが、いつも誘ってくれるらしいんです。そう言ってくれる子がいるから、「一人でもいい」なんて言ってられるのかもしれませんが・・・。

引っ越してきたばかり。「お母さん友だちできた? 友だちのお母さん紹介してあげようか」なんて、私の方が子どもに心配されちゃって・・・でも、片づけたいし、引越しの疲れで、まだ家でゆっくりしていたいんですよね

*** * ********** * ******* * 

●子どもの世界は不思議 

子どもって、

昨日まで仲良くしていたと思ったら、今日はけんかしていたり、

逆にあんなにいじめられていたのに、いっしょに遊んでいたり、

結構残酷だな、と思えば、寛大なのか・・・

大人から見たら、不思議なことありませんか? 


愚痴は聞いてあげて、そっと見守るっていうこともいるんだなあ。

と私は、思います。


●人生、友だち探しかな?

人生これで決まるわけじゃない。                              友だちだって、まだまだこれから出会うわよ。
少々ひとりの時期があっても、それはそれでいいじゃない。
「一人でいる」って経験も悪いことばっかりじゃないと思うよ。              たまたま気の合う友だちががいないのかもしれないし・・・                       人生、「友だち探し」ってとこもあるし。

娘が小学校4年生のとき。
友だちのことで悩んでいた娘に                               私は、そんな話をしたのを思い出しました。


あの頃は、そうは言っても、自分に言い聞かせているようでもありました。      今は、もう少し心からそう言える気がします。

大人になった今でも、同じような気持ち味わうこと、ありますもの。


皆さんはいかがですか?

 

 ★★感想から★★

心配するのが親の仕事かもしれない。でも、心配しすぎるとあまり良いことはない。心配しすぎるあまり、親自身がプチうつになったり、こどもをせめることになったりする。そこそこ心配しながらも「この子はこういう子なんだ」と思うこと。自分も子どもも信じること。(Sさん)

親自身の友だち、それぞれ人によって、相手ととりたい距離も関係も様々なのに、つい、自分の感覚で、子どもの友だち関係も見てしまっていたかなあ~と思いました。離れていても友だちって思える人は、自分にはどれくらいいるのかなあ~。

どんな人が、本当の友だち? 子どもとも話してみたいなと思いました。(Mさん)

息子が、多くの友だちがいなくても気にならない。これって、ひょっとしたら、私も同じかもしれない。友だちとわいわいやるのは、楽しくて好きだけど、一人でも時には平気。一人旅もしたし、幼稚園の友だちと年賀状のやり取りはしている。いい加減な距離を保っている。そんな友だちは何人もいる。ただし、相手も私を友だちと思ってくれているかどうか・・・?                                    「本当の友だち」。これは、奥が深く、一生の課題です。(Tさん))

①友だちがすぐできるし、いつも友だちと行動できる子 ②自分がなかなか出せずに、ゆっくり時間をかけないと友だちが作れない子 ③友だちがいなくても、一人であっても苦にならない子・・・・いろいろなタイプ、性格の子がいる。でも、親としては、たくさんの友だちがいて、いい友情関係があれば、安心してしまうところがある。子どもにとっては、自分の気持ちと親の願いが違うと負担に感じて、押し付けられているような気持ちになる。親はアドバイスはできても、子どもは子ども本人ではないから、友だちの作り方、関り方も感じ方も違う。だから、自分の考え方を持って、経験することがすごく大事なのかなと思う。自分の考えを持って、人のせいにしない子になってほしいと思います。(Yさん)

 子どもの思いを汲み取ることが大切だとしたら、 やはり、目の前にいるわが子をよく見ることからですねえ。(0さん)                    

子育て中もいろいろな悩みがありましたが、振り返ってみると、ささいなことで、悩んでいた自分がおかしく思えます。愚痴や悩みを自分の中に抱え込まず、他の人に聞いてもらったり、相談した方がいいと思います。胸の中のもやもやを出すことによって、よりよく生きれると思います。皆が語り合う場があることが大切ではないでしょうか。(Wさん)

親は親の価値観があり、子どもには子どもの考え、子どもの世界がある。お互いに主張しあいながら、追突しあいながら、成長していくんだなあって思いました。(Kさん) 

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「書く」ことで、エールをいただく

2008-07-09 | すぎな通信

6月18日(水) より


●「すぎな通信・ひと休み宣言」に

  励ましの言葉

月に一度発行してきたすぎな通信ですが、
69号で「通信・一休み宣言」をしたところ、
お手紙やメール、お電話をいただいています。

69号まで、よくぞ続けた!
子育てや人との場つくりの情報に刺激されていた。
充電して、再開を待っています。
などなど・・・

これまで読んで頂いた上にこのような励ましの言葉。
感謝とともに、「ブログ」で書いていく勇気が出てきました。

●「どうして、ブロク゛を書くの?」

こう私に聞いてくださった方と会って、お話をしました。
ご自分は、ブログに拒否感を持っているが、
「どうなんだろう?」と純粋に聞いてくださっているのです。

「私はあるネットワークで、
日頃の生活でふと思ったことから心の内面まで
書いて発信していたことがあります。

その中から、誰が読んでもわかるようにと編集したものが、
すぎな通信でした。

枠を超えて発信しようとすると、さらに“私”が整理されて、
とってもいい循環でした。

ブログの場合、
読んでくださる人の顔が見えない。
それが、不安だ・・・そう思っていました。
でも、
ブログでも私が不安に思わないような発信ができるのでは?
月に一度の整理が、もっと短いスパンでできるのでは?
そしたら、もっと楽にたくさん学ぶことができるのでは?


それなら、「とりあえずブログで書いてみよう!」

そう思ったんです。

●高齢まで生きて、

   身をもって教えてくれているんだ!

その方と話しているうちに、こんなことが、ひらめきました。

「私たちが高齢になるときは、
高齢者の人数も減り、今のような介護サービスもないでしょう。
今は、新しいライフスタイルを作っていく準備期なのでしょう。

何をすべきか?
どんな力をつけておくべきか?

私は、母と暮らさせてもらっているおかげで
人間の脳や体のことをたくさん教えてもらっています。
母の世代の人たちは、
高齢まで生きて、私たちの世代に身をもって教えてくれる。
そんな世代なのですね」。

こんなふうに話しながら、

私には、何かが腑に落ちる感動がありました。

 

●ありがたい先達

すると、その方はこう言われました。

「あなた、そういうことを書くといいわ」。

いつの間にか、その方は、
私がブログで書くことを応援してくださっているのです。

そこで、私は言いました。

「私の母は、自分の体のことや時代について
いまや客観的に見て、考えて、伝えることはできません。

でも、あなたには、それができる。
ぜひ書いて、私たちに残して伝えてください」。

「そうするわ」。

 

年代こそ違いますが、
「書く」ことを大切にしながら、考え、伝えようとする生き方で
惹かれるものがあるのでしょうか?

大きな敬意を持ちつつも、心おきなく話すことができる。
アドバイスをいただくだけでなく、
話していると、いつも私にひらめきが生まれる。

何とありがたい先達に出会わせてもらっていることでしょう。

「感謝」。

それ以外の言葉は浮かびません。

 

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「おなかの筋トレ」は、出産・ヨガの賜物!

2008-07-03 | 素老日誌

6月16日(月) 素老日誌より

 ●84歳、まだまだ捨てたもんじゃない!

 今の母には、「散歩」は、無理のようだ。

 

 そこで、 ここ2週間ほど続いているのが、

「おなかの筋トレ」。

本当は、「呼吸」とも合わせたいところなのだが、

母には、二つのことを同時にするのも難しいようだ。

 

 下腹をうーんと膨らませては、ぐっとへこませる。

 

これを10回ほど、毎朝毎晩している。

これだけのことだけど、10回もすれば、

母には結構な運動になるようだ。

 

初めは、おなかを動かすこともできなくて、

腹筋のなさに驚いた。

 

ところが!

 

今ではかなり動くようになってきたし、

だんだんスムーズに動くようにもなってきた。

 

さらに!

 

この筋トレをしている間に、

腸が少しずつ中に入っていくようになってきたのだ! 

これは、すごい!

 

 84歳と言えども、まだまだ捨てたもんじゃない!

 

● 気分は、妊婦かヨガのインストラクターか?

 娘:はい、おなかをぺしゃんこにしてー。

母:ふぅぅぅぅーーーー

娘:はい、おなかふくらませてー!プ~~~~!

母:ぷぅぅぅぅ、ん・・・。

娘:・・・ほっぺた膨らませて、どうするのぉ。(ぷっ!笑)

はい、プ~~~~!

母:プーーーーー

娘:そうそう。うまい、うまい!

  はいキュッと肛門しめて、グッとおしあげてー。

  背中もずっと引きあげるよぉー。

  はい、ゆるめて~。

 

以前、習っていたヨガの先生のかけ声が役に立っている。

私も手慣れてきたのか、

軽く押すだけで、プクンと腸が姿を隠す。

 

母:ああ、ええ気持ち。あんたって、うまいなあ。

娘:これ、いいよなあ。

  お母さん、この「おなかの筋トレ」続けようよ。

母:そうやな。あんたが横で言ってくれると、できるなあ。

 

私は、ラマーズ法で出産したときを思い出した。

看護婦さんが横でずっと導いてくれて、

励ましては、ほめてくれたものだ。

 

ひょっとしたら、これは出産体験者の協働で、

うまく切り抜けられるかも・・・?

 

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