すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

アドベントの「四灯で祈る」が、だれでもできるとしたら?

2021-12-06 | ノルウェーから
アドベントとは、
イエスの誕生日を待つ待降節。

12月24日の4週間前の日曜日の夜から、
毎週一本ずつ増やしながら祈る。

そんなキリスト教の慣習があると、
(宗派によって違うらしいが),
ノルウェー語学校の先生が、
歌と共に教えてくれました。

なんて素敵な慣習だろうと思ったものです。

今年は、自分でスタンドを作ってみました。



キャンドルの下の白い草は、
トナカイの好物・Reinlav(ハナゴケ)。
これは、クリスマスの飾りに、よく使われます。
tyttibær(コケモモ)の林で摘んできました。

アドベントには紫、とか
様式が、いろいろあるようですが、
信者でない私は、気にしません。

4本のキャンドルと意味を知り、
毎週日曜日の夜、火を灯して想いをはせる。

それだけです。

部屋も心も 
落ち着きます。

もしもですよ。
もしも・・・

皆が、この慣習を生んだキリスト教に感謝し、
便乗させてもらったらどうでしょう。

同じ日に 
共通のキーワードに 
キャンドルと共に 
それぞれに 想いをはせる。


これって、宗教を超えられませんか!?
(またまた、宗教を超えた繋がりを願う私の夢想!)

師走とは言え、
心穏やかな時間をお過ごしくださいね。

教えていただいたノルウェー語の歌を
訳してみました。
(YouTubeを見ると、この同じ歌詞で、
 いろんなメロディーがあるんですよ)。


ADEVETSLYSENE(待降節の灯)
     作詞:Inger Hagerup(インゲル ハーゲルウープ)
     訳:豊吉晴子

今夜は、ろうそくを一本 灯しましょう。
喜びを祈る 灯ひとつ。
自分自身のために、すべての人々のために
光を放って立っている。
今夜は、ろうそくを一本 灯しましょう。
喜びを祈る 灯ひとつ。

今夜は、ろうそくを二本 灯しましょう。
希望と喜びを祈って 灯ふたつ。
自分自身のために、すべての人々のために
光を放って立っている。
今夜は、ろうそくを二本 灯しましょう。
希望と喜びを祈って 灯ふたつ。

今夜は、ろうそくを三本 灯しましょう。
熱望、希望と喜びを祈って。
自分自身のために、すべての人々のために
光を放って立っている。
今夜は、ろうそくを三本 灯しましょう。
熱望、希望と喜びを祈って。

今夜は、ろうそくを四本 灯しましょう。
それらが、燃え尽きるまで。
熱望、希望、喜びと平和を祈って。
なにはともあれ
人が生きる
この小さな地球の平和のために。

※この歌には、「愛」はキーワードとして使われていません。
 3番のキーワードlengsel(longing)は「熱望」「切望」「憧れ」
 どういう意味を持っているのか。もう少し、勉強して、歌詞を変えていきた  
 いと思います。今年は、この程度で、お許しくださいませ。
 

コメント
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