激痛⇒消沈

2005年11月23日 | 出来事 -
“痛み”と闘うとき、ぐっと力を入れる。

堪えようとしても堪えきれず・・・ついぞ「お薬」の出番になってしまった。
「我慢できない根性なしめぇ~~。まったくぅ~」
そう呟きながら、オテテは薬箱に・・・。
カサコソ、カサコソ、引き出しをまさぐっている。

              イメージは、自分で自分の身体を
              (競走馬のように)
              鞭打っているような感じかなぁ。


昨日書いたセンテンスじゃないけど、本当に「健康」って大切だなぁと思う。
身体がいうことをきかないと、父の要望がきいてあげられない。

     ~顔を熱いので、やってくれよ~
     いつもの蒸しタオルをご希望のようだ。
     父にしてみれば、いつものことだから、何気なく言葉に出している。

しかし、私に余裕がなく身体がツライときは(特にシリアスな要望ではない時)、
「また“わがまま”を言って」という気持ちが湧いてきて、イライラ感がつのってくる。

「少しは我慢できないのかしら」―そういう気持ちが湧いてくる。

「いつもやってあげているんだから、今日は我慢して」―という気持ちも湧いてくる。

そして、必ず・・・嫌な気持ちに覆われる。
そうすると、逃げ出したくなるんだ。

心の中で、どろどろとしたものが、渦巻く感じかなぁ。

でも、説明するのが面倒だから、横たえた身体を起こして、蒸しタオルをつくる。

    「あぁ~気持ちええわぁ」
    その言葉を聞いても、心はぴくりとも動かない。
    不感症女になってしまった気分だ。


心と身体は、いつも連動しているから・・・
とにかく「痛み」をとって、身体の不調を治すのに限る。
そうすれば、鋭気も戻ってくる(?)――というものだ!

そう思い至って、いつも薬箱に手が伸びる。
一晩寝たら、もう“いつもの私”がそこに居るはずなんだ。
そう願いながら、お布団をかぶり込む。

―長い夜―