茶碗洗い

2005年11月07日 | 出来事 -
この数日間、父は具合が良いようだ。

食事の後の“茶碗洗い”を、久しぶりにしてくれている。
ゆっくりとした動作で、腰をタップリと曲げた姿勢で、
一つ一つを洗ってくれる。

しかし、よく見ると・・・
ネギの刻んだヤツとか、ご飯のつぶとか、味噌汁の卵のかけらとか、
小さな汚れがこびりついている。
時間はかかっているものの、“茶碗を洗う”という作業そのものは、
大雑把に“ざっくり”と洗うので、キチンと奇麗になっていなかったりで、
結局もう一度洗うこともしばしばである。

それでも、大きな声で「お礼」を言うようにしている。
「洗ってくれているん?ありがとう~!」
そうすると、何の発言もないが・・・おもはゆい表情で、こくんとうなずいてくれる。

毎日、洗ってくれると良いのになぁ。
やっぱり「楽」だし、(世の主婦層の気持ちがよくわかる)
何より“父の具合が良い”ということは、非常に“喜ばしい”ことである。