横顔

2006年02月27日 | 雑感 -
父には、「かわいらしい(優しい)ところがある」という。

隣家に住むYさんの感想だ。
まず、笑顔が良いらしい。
にこっと笑うと、“いい感じ”らしいのだ。
「その雰囲気が良い」と、Yさんは言ってくださる。
私としては、「そうなんだぁ」と思いながら、ちょっと嬉しかったりする。

独りぼっちで“お留守番”しているときは特に、夕暮れ時が“ものさびしい”と思うので、
ヘルパーさんが依頼不可能な日曜日に(どうしても)私が外出しなければならない際には、
時間があるときに隣のYさんに見守りをお願いしている。
昨日もそうで、Yさんによると「もう少ししたら、娘さんが帰ってくるわね」と言うと、
父は“こくん”とうなずいて、ゆっくりと立ち上がり、壁につかまりながら歩いて
街灯の電気をつけに行ってくれる・・・らしい。

一年ぐらい前には、私の帰宅時間にあわせて、必ずお風呂にお湯をはってくれていた。
自分はお風呂が大好きなので、私にも「気持ちが良いから、入れ」とうるさく誘っていた。
思いやりだとは素直に受け取れない部分もあったが、やはり気持ちは伝わってきていたと、
今になってしみじみと感じる。

いつものことだから、自分では「当然だ」と思って“特に感じていない父の行動”が、
Yさんの感想によって、あらためて“そうだなぁ”と思うことがある。
こうして、人とかかわる事によって、
また、人とかかわって遣り取りする言葉によって、気づいたりすることがある。

そうして、そこから感じることと言えば・・・
たまには、「ニュートラルな意識で、相手に向き合うことも必要だなぁ」ということだ。
なぜならば、相手も自分も刻々と変わり続けているからだ・・・。