頑固爺の言いたい放題

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騒ぎすぎるメディアー稲田防衛相の失言

2017-07-01 10:22:28 | メモ帳

この数日、メディアは稲田防衛大臣の都議選における応援演説での失言問題を大きく報じ、それを追い風に、野党は稲田氏罷免を要求した。

だが、この問題はそんなに大騒ぎするほどのことなのか。

稲田氏が軽率だったことは間違いない。「防衛省・自衛隊としてもお願いしたい」とは明らかなミステークだが、これは彼女が防衛大臣としての職務に入れ込んだ結果だと解釈する。誰でもつい調子に乗りすぎ、言い間違えることはある。稲田氏も自分で事前に演説原稿を書いて、それを持参して読み上げていれば、こんなことにはならなかったろう。

失言の翌日の昼間、TBSのワイドショーを見たら、出席した評論家がこぞって稲田氏をこきおろしていた。一人ぐらい「こんな失言はよくあること、大げさに言い立てるほどのことではなかろう」と言うかと思ったら、全員が「怪しからん、怪しからん」の大合唱。呆れて他の局にチャンネルを変えたら、おなじ話題で盛り上がっていた。

この程度の言い間違えで、いちいち閣僚を罷免していては、一年で何人も入れ替えなくてはならない。そもそも、その程度の人材しかいないのだから仕方ないではないか(笑い)。

メディアには時の政権の暴走を阻止する役目もあるから、政権を批判することは大いにやっていただきたい。しかし、面白おかしく針小棒大に騒ぎ立てると、一般大衆をミスリードする結果を招くことを認識すべきである。