前回報じたラムザイヤー教授の慰安婦に関する論文は、韓国のTV局とハンギョレ新聞が取り上げてた。以下、同紙の記事のキモの部分を引用する(赤字)。
ラムザイヤー教授のこのような主張は、慰安婦動員の過程の強制性と日本軍の介入を認めた日本政府の公式見解である「河野談話」(1993年)とも相反する内容だ。河野談話は「慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった」と明らかにした。
ラムザイヤー教授は幼少時代を日本宮崎県で過ごし、専門は日本法だ。2018年には日本政府の勲章である旭日章の種類の一つ「旭日中綬章」を受章した。
この記事のキモは、ラムザイヤー論文が河野談話と矛盾していると主張していること。河野談話は韓国とすり合わせして発表されたものであり、その内容が間違いであることは日本人なら誰でも知っている。しかし、日本政府は摩擦を恐れて今まで放置してきた。
日本政府はこのラムザイヤー論文を黙殺するか、河野談話が間違っていたと発表するか、という難しい選択に迫られた。もちろん、爺は河野談話の見直しをするべきだと考える。そのための第一歩として、国会で取り上げてはどうか。
【補足】YouTubeでラムザイヤー教授で検索すると、いろいろ出てくるが、その中ではhttps://www.youtube.com/watch?v=uC54n-9GSO8
がもっとも的を射ていると評価する。