今日は記念館で、母の女学校時代の友達のクラス会がありました。
母は自由学園に通っていましたが、卒業前に鹿児島に疎開して卒業生になれなかったそうです。
それなのに仲間に入れて頂いて、母の生前から記念館でクラス会をしていました。
母が亡くなってからも、皆さんが「ここが落ち着く」とおっしゃって下さって、記念館に集まっていらっしゃいます。
去年は6月16日に行われています。(「クラス会」)
皆さん85才になられますから、なかなか集まるのが難しくなってきてはいますが、
今年は、9名のご参加がありました。
実は、この会、3月15日に予定されていましたが、あの大震災で延期され今日になりました。
でも、そばでお話や、様子をこっそり見させて頂きましたが、本当にびっくりです。
写真前列の左から2人目は映画監督の羽田澄子さんです。
彼女の最新作『遥かなるふるさと 旅順・大連』は岩波ホールで2011年6月11日(土)~7月上旬まで上映予定です。
85才で映画を作っている!!!
彼女の生まれ育った町だそうです。どんな作品か観てみたいです。
そして、原発事故で原子力発電のこれからが議論になっている今、
まだ原発ができたばかりで、事故も一度もなかったときに、
先行きを危惧する気持ちで作った作品が緊急上映されることになったそうです。
羽田さんはどんな内容だったかも忘れかけていたのを岩波ホールのスタッフ(?)が見つけてきて、
16ミリで作ったものをDVDにしてくれたので、みてみたら今上映に適するものだと思ったので承認されたそうです。
『遥かなるふるさと 旅順・大連』の2回目と3回目の間の時間に上映され、
『遥かなるふるさと 旅順・大連』とは期間も異なり、別料金だそうなのでお気をつけて下さい。
◆緊急特別上映『二人の記録映画作家が見た原子力発電』2011年6月13日(月)~6月30日(木)@岩波ホール
※上映は平日のみ
東京都千代田区神田神保町2-1 岩波神保町ビル10F
入場料:1500円
時間:16時50分~
プログラム:『いま原子力発電は…』『原発切抜帖』
羽田さんだけでなく、他の方々も話題が豊富で会話は古い話から最新社会事情まで、
本当に85才の方々の集まりかと目と耳を疑うほどでした。
鰻重をたいらげ、素敵なハモリで賛美歌を歌って散会。
あんな風に年をとれたら最高です