11日、千代田区で起きたタクシーが歩道を暴走して、 6人が死傷した事故で、死亡したタクシー運転手の死因は くも膜下出血だったそうだ。 タクシーは信号が青になっても発車しなかったので、 後ろの車が、クラクションを鳴らすと、 いきなり暴走して歩道に突っ込んだということだ。 このニュースを聞いて、まず、運転手が急病を起こしたのではないかと 思いましたが、果たして思ったとおり、くも膜下出血でした。 今まで何度も書いてきましたが、 くも膜下出血は、ほぼ前触れなく、発症します。 出血の多少、部位などにより、意識の度合い、痛みの度合いは違い、 脳へのダメージも異なります。 |
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いつどこで、どんな状況で、発症するかで、自身の命が助かるかどうかだけでなく、 こうして、他人の命を奪ってしまうことにもなります。 昔は、運でしかなかったけれど、今では、くも膜下出血の原因の多くが、脳動脈瘤の破裂によって起こり、 しかも、脳動脈瘤があるかどうか、検査で見つけることが出来るようになっています。 見つかっても、破裂するかどうかは、分かりませんが、 大きさや形状、位置により、破裂の確率は分かります。 自分のためにも、人のためにも、脳動脈瘤の検査は、受けた方がいいです。 特に、交通機関で働く人は、通常の検診の他に、脳ドックを受けた方がいいです。 費用については、もっと補助を多くして、受けやすくして、安心できる社会を作って欲しいです。 |