最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

ラストドクター 吉村紳一先生

2020-08-04 15:00:00 | くも膜下出血



8月2日(日)フジテレビ
「日曜THEリアル!・ラストドクター 」で、
脳外科医 吉村紳一先生の巨大脳動脈手術が、
放映されました。

内容は、次の通り_

女子高校生の患者さんの頭に直径3㎝もの
巨大脳動脈瘤が見つかり ―①
いくつかの病院で、治療は出来ないといわれ、
最後にたどり着いた、吉村先生が手術を
引き受けて下さった(ラストドクター)

普通、脳動脈瘤は血管が枝分かれしている
ところが膨らむことが多く、

その瘤の根元をクリップで挟んだり、瘤にコイルを詰めて
血流を止める手術で治療することが多い ―②
その患者さんの瘤は、血管の途中が大きく膨らんでいたため、
クリッピングやコイリングしただけでは、
脳への血流が途絶えてしまうため、
バイパスを作って血流を保持した後、
クリップとコイルで瘤の破裂を防ぐというものでした ―③

実際の手術の映像が映し出されましたが、
開頭してバイパス用に血管を取り出す手術は、
本当に細かい細かい作業で、見ているだけで息をのむほどでした ―④

巨大脳動脈瘤には、長さ8m以上のコイルが詰められたそうです ―⑤

無事、手術成功して、女子高生だった患者さんは、
今では、看護師を目指して勉強中ということでした。

2000年に私がくも膜下出血になり、
開頭クリッピング手術をしたときは、
ようやくクリッピング手術を出来る医師が、
増えてきたときで、まだコイリングは始まったばかりでした。

20年経つうちに、こんなことが出来るようになったなんて、
医学の進歩には、目を見張るものがあります。
心筋梗塞といえば、即、死と繋がっていましたが、
今では、ステントを入れたり、バイバス手術をしたりで、
私の周りでも沢山、生還し、元気な生活をしている人がいます。

こんな手術は、今はまだ、吉村先生のようなカリスマドクターしか出来ないかもしれませんが、
誰でもが、脳の検査を胃カメラくらい気軽に受けて、
脳動脈瘤が未破裂のうちに様々な手術等で、治療できるようになり、
破裂して、くも膜下出血を起こすことが、なくなる世の中が来るといいですね。

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