2014年2月8日
妻が朝からブツブツ言っていた
『2年前に買った、このファンヒーターぜんぜん着火せん!捨てる前に、タンクの灯油を抜き取って!買ったときから調子悪かったもん!そして、製造会社に文句言って』
見ると、3年保証ってあるから、 持ち込めば無料で修理できるんじゃ
とも思ったが、ひとまず見てみることにした。
良く見ると、吹き出し口のスリットが異常に錆びている
なにか液体がこぼれたようなひっかけたような
あとで、これがネコのスプレーと分かった
前蓋、吹き出し口を外してみるとサビと、尿の結晶がアチコチに付着していた
(写真はそれらを拭き取った後~あまりビックリして撮影を忘れた)
燃焼室の蓋を取ってみると、ネコのスプレーはここまで入っていたらしく、結晶や錆をワイヤーブラシで削った
『着火に失敗する』って事は、これまでの経験で、灯油の劣化、燃料気化装置か火花を飛ばす着火装置部分と見当はついたが、灯油の劣化は考えられないので、燃料気化装置の給油ポンプや気化部分を分解(残念ながら油まみれで撮影しなかった)したが、異常なしだった。
次に着火装置をチェック~気化した灯油の白煙の中に火花が飛んでいない事を発見
となれば、発電装置か、電極不良と考えられる
先ずは、電極を磨いてみることにした
ここは繊細なので、荒っぽいワイヤーの回転ブラシは使えない~
サンドペーパーで磨くことにした。
サンドペーパーは、ナイフづくり必携なので、メッシュの大から小まで揃っている。
(ホームページに以前書いた)ファンヒーター修理
とりあえず、150番くらいで磨いた
電装プラグの様な左側の電極を全面磨いた
右側の電極が必要なのか左側1本でも良さそうだが
2本必要なのが良く分からない~
ただ、気化したガスは右から送られてくる
燃焼口のネットも磨いて、燃焼室は綺麗になった
さて、またまた電源を繋いで燃焼テスト
『ジ~ジ~っ』といってスパーク
『ボッ』といって一発着火した
明るくて炎はよく見えないが、右下のネットの上に青い炎の芯が見える
無事に着火したので、発電装置は大丈夫と判断
さて、せっかくだから周りの錆や尿の結晶を落とすことにした。
ワイヤーブラシを使って磨いた
吹き出し口のスリットにブラシを突っ込み、ジャンジャン磨いた
下の受け皿の錆びも、きれいに落とした
ファンヒーターの上には結構物を置いたり、たまには乗ったりする家族の輩が居るので、変形するものだ
天板の蓋と、側面の変形をプラハンマーで矯正した
商品名である、ファン部分を綺麗にした
これが回らないとストーブとして燃え上がることになる