2016年6月5日
また、やっちまった
鍋って修理するのって自問しながら、
『鍋に穴が空いた訳でもなく、取っ手が壊れただけなら、修理してもいいんじゃ?』
と自答して、新しい取っ手を作ってみました
患者は、取っ手と鍋の固定部分の耐熱プラッスチック部分は欠けてグラグラ状態~鍋の種類・デザイン・会社によっても、『取っ手取付部』は様々な方式がある。
これは、ねじ込み固定の取っ手
先ずは、鍋接合部の熱カバー部分の油の固形化部分を、グラインダーで綺麗の磨いた
次に、鍋の縁の炭化油固定~ワイヤーブラシで磨いた
ワイヤーブラシで取れない”縁の返し”部分は、小さなグラインダーで磨いた
さらに狭い部分は、もっと小さい砥石で磨いた
ピッカピカになった
さて、熱に強い耐熱プラスチックも長年使っていると、この様に熱で炭化してボロボロになる
さて、取っ手の代わりとなるものは、枝分かれ部分を付けた長さ30cmの樫の木
樫の木の面部分をカンナで痩身していく
窪んでカンナが届かない所は、ナイフと鉈で削ぎ落とした
元の取っ手はこんな感じで、これを当てて、象どりの線引き
長すぎる部分をカット
さらに、グラインダーで、口がねカバーがはまるように削った
鍋には、取っ手のボルトを受ける台座の四角いナットが溶接してあるので~
木製の取っ手に切り込みを入れて、窪みを作った
堅い樫の木だから、欠ける事無くピッタリはまった
さて、次は直径6mm、長さ35mmのボルトを通す穴を開けなければならない
バイスに挟んで、細いノミでボルトの頭部分をU字型に溝を彫った
彫刻刀でボルトの頭10mmを受ける溝を彫った
直径6mmの木製ドリルで、出口の面の真ん中に向かって穿孔
これが難しい~
なんとか真似出来た
さっそくボルトを絞めてみた
こんな感じで、ギッチリと取っ手が着きました
この樫の木が熱で炭化して、ボルトの締まりが無くなるまで何年かかるかな
鍋もいろんな種類があるけど、値段もピンキリだけど~
新しい鍋に買い換えるのも楽しみだろうけど~
汚れたら磨く~取っ手が弛んだら絞める~
取っ手が壊れても、交換が出来るなら交換して使う。
景気浮揚に協力しない、この考えは間違っているでしょうか?
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