2018年1月6~7日
今年の冬は寒い!
薪ストーブは毎晩大活躍です。
灰は大量に出来るので、次のコンニャクづくりにと、灰汁づくりをして備えていました。
ステンレス製のボウルに灰を入れ、熱湯を注ぎます。
(アルミ製はアルカリで溶けます)
灰の中には炭片も混じっていますが、不織布の風呂敷で1番濾し。
この時点で浮かぶ炭を取り去りました。
2番濾しは、バスタオルの2枚重ねで濾しました。
なかなか時間がかかります。
一晩で全部濾されて、灰の濁りのない灰汁が取れました。
さわるとヌルヌルで、強アルカリで皮膚のタンパク質が溶けていると思われます。
4リットルのデカ焼酎ボトルに移したところ、3リットル近く採取出来ました。
さて、灰汁作りを急いだのは、前回の生まれて初めて作ったコンニャクを実家の親父に、刺身コンニャクで食べさせたら、エライ喜んでくれました。
親父はその足でさっそくコンニャク芋を掘りに畑に行きました。
持ち帰ったのは、直径15cm、泥付きで重さ1.8kgもある4年生芋でした。
連休で、灰汁も出来たので、さっそくコンニャクづくりです。
先ずはゴム手袋で防御して綺麗に洗いました。
半割りすると、綺麗な白~薄ピンクの芋が現れました。
注意しないと、恐ろしい痒みを伴います。
8等分して、芽を切り取りました。
薪ストーブに惜しみなく薪をくべ続け煮ること約1時間。
お箸もスーッと刺さり、湯は粘っこく沸騰しています。
冷えた灰汁をホーロー鍋で暖め、ヤカンと大鍋には湯を沸かしました。
茹でた8等分の芋の皮むきです。
左手のフォークで芋を固定し、右手のスプーンで皮を剥ぎ取ります。
簡単に綺麗に剥けます。
さて、何事も分量が大事ですので、茹で芋の重量測定です。
一度に測れる計量器がないので、1個1個8個の合計を出しました。
全部で1,338gもありました。
純粋な芋原料重1,338gには、4.46リットルのお湯が必要です
内心『どんだけ』でした。
2個の芋をジューサーにかけるとして、約1リットルのお湯でミキシングです。
白いジェル状の溶き汁が出来、これを4回繰り返し、鍋はいっぱいになりました。
最後に、残り湯でミキサーを洗い、それも鍋に入れたら規定量の湯となり、よく混ぜました。
さて、灰汁の量を計算しました。
芋500gに200ccの灰汁だから、芋原料重1,338gには、535ccの温めた灰汁を準備しました。
いよいよ灰汁を混ぜました。
が、しかし、本当に鍋一杯になり、なかなかうまく混ざりません。
素手でなんとか色も均一になり混ざった感じになりました。
ところが、すでに固化が始まりボロボロ状態になり、うまく団子に丸まりません。
丸コンニャクは諦めて、タッパーや弁当箱に押し詰めて平コンニャクにしました。
次々に整形して、沸騰する鍋に、泳がすように優しく入れました。
あっという間に、コンニャクは浮いてくるので、大鍋の縁からあふれるまでになりましたが、まだ半分ちょっとです。
次の鍋にも湯を沸かして、2鍋で湯がきました。
2時間ほど煮立てて、余熱で朝まで薪ストーブの上で灰汁を洗い出しました。
翌朝、すっかり固まったコンニャクが2鍋出来ました。
鍋には赤い灰汁が溶け出し、えぐみが無いと期待できます。
滑らかな肌とは言えないのが心残りです。
でも、えぐみもなく、市販品よりも美味しいと思えるコンニャクが出来ました。
今回の自己反省
1.原料芋は300~500g以内にし、混ぜる容器の範囲内にする。
茹で芋も灰汁も保存が利く。
2.大量に一度に灰汁を入れると、後のは固化してしまうので、灰汁を混ぜる溶かし芋汁も、コンニャク3~5個分ずつ分けて処理し、これを繰り返す。
3.最初に参考にしたサイトの、芋とお湯の割合。芋と灰汁の割合を疑い、適正な割合を探し出す。
五木村のチユキさんによるとポイントは、
▼なんと言っても、灰汁の濃度だと言う
チユキさん曰く、
「(灰汁を)入れすぎると固くなり、足りないと湯の中に入れた時に散る。(こんにゃく玉がバラバラに散る)」
自分のは、(こんにゃく玉がバラバラに散る)事は無かった。
ならば、灰汁が濃すぎた(多すぎた)のか
こんにゃく作りは本当に難しい。
五木村の寺嶋さんから教えてもらったサイトで勉強しなきゃ!
3度目の正直で、きっと見かけも良いコンニャクを作ります。
http://fromitsuki.exblog.jp/14963359/
http://fromitsuki.exblog.jp/15044520/
http://fromitsuki.exblog.jp/10305933/
http://fromitsuki.exblog.jp/10464366/
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