新・悟りを求めて~

自由が故に退屈化し得る現代社会での日々へ、
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ギックリ首 事件~

2021-09-08 12:02:54 | 悟りシリーズ
ギックリ首 事件~

7月30日の夜中、トイレに起きたら耳の中がヅキヅキ痛い。
気にはなったが…そのまま寝入ったら、痛みは感じなくかった。

翌朝、起きたら、相変わらずの耳ヅキヅキ…。
早速、耳鼻咽喉科へ…そこでは「全く問題ない…」と言われ…

次に言った整骨院では、以下のように言われた。
「これはギックリ首です。ギックリ腰があるようにギックリ首にもなります…」

思い起こせば、
ここ数週間…首が回らず横を見るのに必ず体を横に向けて見ていた。

考えられる直接の原因は、今年初めに夕食の支度中の出来事である。
下を向いて野菜を切っている時、突然のクシャミで首の後ろにズキッと痛みが走った。
その後、段々に首の調子が変になっていった。

でも…更に思い起こせば、去年の事である。
子供達とのドッヂボール中に、
頭の上に向かって飛んでくるボールを追おうと上の向いた時、
首の後ろに強烈な痛みが走った…。その痛みは、いつの間になくなっていた…
この二つの事件は、言うなれば、首の捻挫…だそうである。

しかし、それまでは一度もした事のない「ギックリ首」が、なぜ二回の発生したのか?
整骨院の先生が言うには、私の顎・顔・頭が前に少し出ていて…
本来は少しカーブしている筈の首が「ストレート首」化している、そうである。

その為の治療が「マッケンジー療法」と言われるモノ。
それは、前に少し出ている顔・頭を、顎の先端を
指で押しながら少し後ろへ動かす体操であった。

週に二回、整骨院へ通った甲斐あって、
今は、殆ど普通に動く事になっている。

今回の事件で私は、以下のような事を学んだ。

首の頸椎が少しカーブ状態の上に頭が載っている時が
首の関節の可動範囲が最大となる事。

首の上下運動は首筋肉の働きで、
首の左右運動は肩の筋肉の働き。
どちらの動作も頸椎に少しのカーブがあって最大となり得るモノ。

今回の事件を起こした私は、
過去の私に比べて顔・頭が少し前に出ていた…ので、
頸椎の状態が過去と違っていた…
顔・頭に位置が過去と違っていた…
関節の連結状態が過去と違っていた…
それなのに…私は過去の私と同じ動きを首に求めて「上を向いてしまった」…

仮に…この「上を向く」動作が、
ゆっくりしたモノであれば、途中で痛みを感じ向くのを止めただろうに…
変化していた自分の首の状態に気付けなかった私だから…
今回のよう大失敗・事件となったのだろう…


これは「技」という言葉・概念を使って書くなら~
生後の数十年の生活体験・経験から、
私は、正しい頸椎の状態、その使い方を自然成長的に体得していた。
これは、意識的に創出した「技」ではないが、
体験・経験的、無意識的に体得し駆使している行為・動作「自然・成長的な技」と言えよう。

そんな私も…
環境の変化、生活の変化、加齢による身体状態・運動の変化…
そんな様々な状態変化によって、「ストレート首」状態化してしまっていた。
実体の状態=実態は変化していた私の身体なのに…
過去に可能だった同じような動きを身体に強制した今回の私は…
結果的に身体の故障を得てしまった。

この治療・改善の為の体操・方法が、意識的に顎・首を後ろに引いて、
そこから上下・左右の動作を実行する方法である。

これは、言うなれば、「マッケンジー療法」の首体操の動作の「意識的な技化」ある。
この「意識的技化」とは、「顎・首を後ろへ」の動作を意識的に繰り返す事で、
無意識的にできるよう量質転化化する事である。
その為には、一日数回、1セット五回ずつ「指で顎の先端を後ろへ押す」体操の実行である。

昔から、写真撮る時に、「顎を引いて!」と言われていたが…
過去の私が「顎を引く」事は、人間にとって正しい姿勢・姿形・身体構造の維持、
関節の正しい状態維持の為、健康の為…と言った事も認識・意識できていたら…

そして、その正しい状態を確りと知って分かっていたら…
今回のような私にとっての大事件には至らなかったのだろう…
この事は、過去の右足小指関節脱臼・骨折…事件にも言えるのだが…






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