青もみじをたっぷり見て、硅灰岩から見上げた「塔」。
あの時はまだ名前はちゃんと知らなくて、二重の塔だなぁ…と。
その程度の認識で行ったこと、恥ずかしいばかりで、
(再掲)
さぁ、その塔を目指していく前に、これまた宝物がいっぱいあるではありませんか。
しかも「芭蕉さん」までいらっしゃってて、「俳句」も詠んでらっしゃる。
無知とは恐ろしいもので、ここからは半分勉強みたいなもんですね、はい。
左)紫式部供養塔(三重宝篋印塔(サンジュウホウキョウイントウ))、
右)芭蕉さん句碑「あけぼのは まだ紫に ほととぎす」
紫式部を想っての句なんですね。
「めかくし岩/石造宝塔」鎌倉時代(重要文化財)だそう。
こちらはなんと、
右)「源頼朝」と娘の乳母だった(左)「亀谷禅尼」(カメヤツノゼンニ)の「宝篋印塔」(重要文化財)
※源頼朝は石山寺を厚く庇護し、多宝塔・鐘楼などを寄進しているとか。
これら石造の塔があっちにこっちに立っているのを見つつ、
圧巻の「多宝塔」(国宝)です。
人様が写り込まないよう、しばし佇んでました…その一瞬を逃さず。
あっちの方(むこっちともいう?)へ行くと琵琶湖と瀬田川が見える場所がある、とのことで
「月見亭」辺りから『近江八景/石山の秋月』で有名な場所とか。
花曇りか黄砂の影響か、琵琶湖は見えず、山も見えず、
でも、しっかりこの景色を目に焼き付けて、今度来るチャンスがあれば再訪問筆頭場所ですね。
山の中の遊歩道そぞろ歩きは続き、
「境内図」で確認したあの場所へ・・・
桜は終わってしまい、牡丹園も見過ごしてしまいましたが、
今日の目的の一つでもある「紫の人」は何処に?
緩やかな坂を下りる途中、「源氏苑」というミニ公園に
この方はいらっしゃいました。「紫式部銅像」。
奥に見える建物は「光堂」。
このお堂も「懸崖造り(舞台造り)」で平成20年(2008)に落慶、
鎌倉時代に存在していたというお堂が復興されたとのこと。
まだまだ山道を下ると、「無憂園」という広い池のある庭、滝もある。
ここは「アヤメ」がもうすぐかと思われます。
道に迷うことはないのですが、あっちの道こっちの道、
きっと行く先々で発見があるのだと思うとワクワクしますが、
ここらで「東大門」を目指して進まなければ…
「補陀洛山」があり、シャクナゲの季節で丁度咲きかけ。
ここにも御神木その2、デカい「天狗杉」。
「天智天皇石切り場」、一帯は「歴史的風土保存地区」。
帰り道の参道、春の青もみじを目に焼き付けて、
秋に訪れるとまた違った風景を五感で感じられるのではと思います。
「東大門」辺りまで戻ると、土産物など扱うお店の裏に何やら気になる池が…
「金龍龍王社」、大日如来の化身、石山寺の守護神。除災招福の神か。
最後に、平安時代の貴族たちが乗っていたのでしょうか、
訪れた人々、みなさんカメラを構えていらっしゃる、
何かと思えば「公風園で『牛車』」、なんか絵になる風景でした。
上り下りの多い山道ですが、とても歩きやすく、季節ごとに草木花々が楽しめる、
歴史も深い、もう一度来ることがあればまた違う見方ができるかもしれません。
サラッとお山の中の境内を歩き回ったという感じ、それが目に優しいし、
心にも麗しく、普段歩いているおかげで疲れもなく、とてもいい旅だったと、
友に感謝の一日でした。
5月の今、こんなイベントもあります、目に優しい「青緑」、ぜひ
「青もみじの競演」
「花の寺」として四季折々の楽しみ方もありそうですし、
俗世間から切り離されたような場所でまったり~~
2024/4/20、9時50分柘植駅発→大津石山駅着11時頃→柘植駅着17時30分頃という鉄路利用。
ワタシはICOCで楽ちん乗車、小銭の心配もなく、
「往復鉄旅」初体験は心地よいものでした。
そんな他愛もないお話に、お付き合いありがとうございました。
でも、一度はどうぞ、おススメです。
石山寺から再び「石山紫の道」で藤棚、そして瀬田川の流れ~~
(再掲)
追記
ではまた
あの時はまだ名前はちゃんと知らなくて、二重の塔だなぁ…と。
その程度の認識で行ったこと、恥ずかしいばかりで、
(再掲)
さぁ、その塔を目指していく前に、これまた宝物がいっぱいあるではありませんか。
しかも「芭蕉さん」までいらっしゃってて、「俳句」も詠んでらっしゃる。
無知とは恐ろしいもので、ここからは半分勉強みたいなもんですね、はい。
左)紫式部供養塔(三重宝篋印塔(サンジュウホウキョウイントウ))、
右)芭蕉さん句碑「あけぼのは まだ紫に ほととぎす」
紫式部を想っての句なんですね。
「めかくし岩/石造宝塔」鎌倉時代(重要文化財)だそう。
こちらはなんと、
右)「源頼朝」と娘の乳母だった(左)「亀谷禅尼」(カメヤツノゼンニ)の「宝篋印塔」(重要文化財)
※源頼朝は石山寺を厚く庇護し、多宝塔・鐘楼などを寄進しているとか。
これら石造の塔があっちにこっちに立っているのを見つつ、
圧巻の「多宝塔」(国宝)です。
人様が写り込まないよう、しばし佇んでました…その一瞬を逃さず。
あっちの方(むこっちともいう?)へ行くと琵琶湖と瀬田川が見える場所がある、とのことで
「月見亭」辺りから『近江八景/石山の秋月』で有名な場所とか。
花曇りか黄砂の影響か、琵琶湖は見えず、山も見えず、
でも、しっかりこの景色を目に焼き付けて、今度来るチャンスがあれば再訪問筆頭場所ですね。
山の中の遊歩道そぞろ歩きは続き、
「境内図」で確認したあの場所へ・・・
桜は終わってしまい、牡丹園も見過ごしてしまいましたが、
今日の目的の一つでもある「紫の人」は何処に?
緩やかな坂を下りる途中、「源氏苑」というミニ公園に
この方はいらっしゃいました。「紫式部銅像」。
奥に見える建物は「光堂」。
このお堂も「懸崖造り(舞台造り)」で平成20年(2008)に落慶、
鎌倉時代に存在していたというお堂が復興されたとのこと。
まだまだ山道を下ると、「無憂園」という広い池のある庭、滝もある。
ここは「アヤメ」がもうすぐかと思われます。
道に迷うことはないのですが、あっちの道こっちの道、
きっと行く先々で発見があるのだと思うとワクワクしますが、
ここらで「東大門」を目指して進まなければ…
「補陀洛山」があり、シャクナゲの季節で丁度咲きかけ。
ここにも御神木その2、デカい「天狗杉」。
「天智天皇石切り場」、一帯は「歴史的風土保存地区」。
帰り道の参道、春の青もみじを目に焼き付けて、
秋に訪れるとまた違った風景を五感で感じられるのではと思います。
「東大門」辺りまで戻ると、土産物など扱うお店の裏に何やら気になる池が…
「金龍龍王社」、大日如来の化身、石山寺の守護神。除災招福の神か。
最後に、平安時代の貴族たちが乗っていたのでしょうか、
訪れた人々、みなさんカメラを構えていらっしゃる、
何かと思えば「公風園で『牛車』」、なんか絵になる風景でした。
上り下りの多い山道ですが、とても歩きやすく、季節ごとに草木花々が楽しめる、
歴史も深い、もう一度来ることがあればまた違う見方ができるかもしれません。
サラッとお山の中の境内を歩き回ったという感じ、それが目に優しいし、
心にも麗しく、普段歩いているおかげで疲れもなく、とてもいい旅だったと、
友に感謝の一日でした。
5月の今、こんなイベントもあります、目に優しい「青緑」、ぜひ
「青もみじの競演」
「花の寺」として四季折々の楽しみ方もありそうですし、
俗世間から切り離されたような場所でまったり~~
2024/4/20、9時50分柘植駅発→大津石山駅着11時頃→柘植駅着17時30分頃という鉄路利用。
ワタシはICOCで楽ちん乗車、小銭の心配もなく、
「往復鉄旅」初体験は心地よいものでした。
そんな他愛もないお話に、お付き合いありがとうございました。
でも、一度はどうぞ、おススメです。
石山寺から再び「石山紫の道」で藤棚、そして瀬田川の流れ~~
(再掲)
追記
ではまた
それに何より瀬田川の畔も含めた琵琶湖の景観が、とても人を惹きつけるものがあります。水関係の景観コンテンツの少ない伊賀にとっては、うらやましい限りです。
芭蕉さんの源氏の間を訪れての句は初めて知りましたが、枕草子冒頭の「紫だちたる雲の」を受けているようで、とても奥深く感じました。
https://nhkworldpremium.com/en/program/468
光る君へは、Historical Drama "Dear Radiance" と英訳されていて。Web翻訳で和訳すると、歴史ドラマ「親愛なる輝き」ではなく、時代劇「ディア・ラディアンス」になり、AI翻訳もお手上げのようです。ドラマに英語の字幕や英語に吹き替えとかは無いと思いますが、AI技術が進んだ昨今はどうなのかは全くの未知数です。
(※河川法では瀬田川、宇治川を含めて淀川と定められているそうです。)
その壮大な川の流れを近江の地で垣間見てきたわけで、伊賀との違いも含めて行って良かったです。
dawnさんには、またいろいろ教えてもらいたいです。
コメントありがとうございます。
ワタシもその一端を見てきたことになるのかな…
改めて現代語訳で読んでみたい気もしてきました。
英訳・・・は無理ですが💦
なかなか理解しにくい時代の話なので、かえって新鮮に感じることもあるのですが、彼女(紫式部)が今後どんな思いで源氏物語を書いていくのか興味は尽きません。近江の国を垣間見てきたおかげかな。
moni5187様、いろいろ教えていただきありがとうございます。