この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

天然コケッコー。

2007-09-04 22:24:40 | 新作映画
 くらもちふさこ原作、山下敦弘監督、『天然コケッコー』、9/1、ユナイテッド・シネマ中間にて鑑賞。


 本日四本目の鑑賞。そうとうきつくなってきました・・・。

 わざわざ同僚に休みを代わってもらい(本当はこの日出勤日でした。笑。)、遥か遠く、車で片道二時間弱のシネコンまで出かけたのは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が観たかったわけでなく、『アヒルと鴨のコインロッカー』(鑑賞済みなので)が観たかったわけでもなく、まして『デス・プルーフ in グラインドハウス』が観たかったわけでもなく、『ルネッサンス RENAISSANCE』はどーでもよかったんですけど、本命は『天然コケッコー』でした。
 これで本作がどーしよーもなくつまんない作品だったら、ほんと自分はどーしよーもなく救われないわけですが、『天然コケッコー』、本当に本当に本当に、どれほど言葉を費やしても言い表せないぐらい素晴らしかったです。
 面白いと思う映画、傑作だと思う映画、個人的に大好きな映画、そういったプラス評価の作品って多々ありますが、愛しいと思える映画はそうは出会えないと思います。
 何が愛しいかってそのすべてが!!登場人物、舞台、自然、空気、時間、すべてがいい!!
 片道二時間弱掛けてきた甲斐は十分ありました、っていうか余裕でお釣りが来ましたよ。
 これほどの傑作が地方ではほとんど単館ロードショー扱いで、まったくもってつまんなかった『遠くの空に消えた』が監督のネームバリューだけで大々的に全国公開っていうのは世の中何かが間違ってる!!といいたくなりました。
 もうすぐ上映終了の時期だと思いますが、是非是非一人でも多くの人に観て欲しい作品です。
コメント (3)
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