この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

【第9地区】、ドキュメンタリータッチの手法が産み出す、リアルな虚構の世界。

2010-04-10 21:58:40 | 新作映画
 ニール・ブロムカンプ監督、シャルト・コプリー主演、ピーター・ジャクソン製作、【第9地区】、4/10、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2010年14本目。


 映画は結局ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野で観てきました。
 ポイントサービスに惹かれた、というのもありますが、ここのパン屋さんが美味しいんですよねぇ。他のパン屋ではあまり見かけない、うぐいすパンがあるのも嬉しいです。

 さて、この日観た映画の一本目が【第9地区】なんですが、この映画の感想を一言で言い表すってことはちょっと出来ません。
 言いたいことはいろいろあるんですけどね。
 この映画の総制作費3000万ドルは、一説には2Dで撮影された『タイタンの戦い』を3D化するよりも安かったと言われています。
 そうなると映画業界が3D映画を推す事情はわかるにしても、映画の面白さはやはりそこにはないんだなぁって思います。

 傑作であることは間違いないのですが、女性向きの作品ではないかな。
 徹底的なリアリズムで描かれる本作は、グロいシーンもまた徹底的にリアルなんですよね。
 気の弱い女性の人なら目を覆いたくなるかもしれません。

 しかしながら、それでも本作は是非女性の方にも観て欲しいですね。
 それまでの徹底的にリアルな展開が嘘のようにロマンチックなエンディングを迎えるのです。
 めっちゃジーンときましたよ。

 もちろん男性向けの作品であることはいうまでもありません。
 本作のようにパワードスーツがカッコよく活躍する映画は観たことがありません(『アバター』でも出てくるけど、あれは敵方の兵器だしね)。
 パワードスーツが出てくるシーンだけでも繰り返し観たい!!って思いました。

 お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)
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