この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

【ウルフマン】、父親が考えていることはわからない・・・。

2010-04-25 20:22:02 | 新作映画
 ジョー・ジョンストン監督、ベネチオ・デル・トロ主演、【ウルフマン】、4/24、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2010年19本目。


 この日二本目の鑑賞。一本目の【タイタンの戦い】に引き続き、よくわかんない映画でした。

 ネタバレで恐縮ですが、この映画ってすべては主人公ローレンス(それにしてもベネチオ・デル・トロの役名がローレンスって!!個人的に彼はローレンスという役名が一番似合わん俳優だと思う)の父親ジョンが息子を後継者にするべく画策したことだった、ってお話ですよね?
 でもそれにしちゃローレンスを故郷に呼び戻したのはジョンでなく、兄の婚約者であるグエンだし(それまで二十五年間ほったらかしのまんま)、危うくローレンスを殺しかけるし(結果オーライだったけど)、「私はお前に後を継がせるつもりだった」みたいなことを言ったって説得力がないですよねぇ。

 まぁ偶然に偶然が重なった結果、長年胸に秘めていたことを実行に移そうとした、と無理に考えられないこともないよ。
 だとしても、冒頭の、ローレンスの兄の思わせぶりな台詞は台詞は何だよ、と思わずにはいられません。
 二十五年もの間、自分が住んでる城で何が起きてるか、まったく気づいていなかったの???ありえんだろ!!!

 というふうに、筋書きだけ追えば、それほど褒められたものではないんですが、個人的には嫌いな作品ではないですね。
 何といっても作品全体を覆うダークな雰囲気が自分の好みだったし、それに、ここまでグチャグチャグログロにする必要はあったの?と問いたくなるスプラッターな描写は「グッジョブ♪」と褒めたくなるものがありました。

 そんなわけで一般の人には間違っても薦められませんが、グチャグチャグログロが好き♪って方は必見の作品だと思います。

 それにしてもマックス・フォン・シドーの出演シーンが全面カットって、、、老体に鞭打って出演したんだろうに・・・。

 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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