この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

実兄の頼み事。

2010-04-27 21:25:40 | 日常
 先日の義姉からの手紙に続いて、昨日の夕方、義兄、、、じゃなかった、一応血の繋がった実の兄から電話が掛かってきました。
 何だ、電話かよ、と思われるかもしれませんが、うちの兄貴、普段弟に電話をかけてくるようなヤツじゃないんですよ。
 いや、普段どころか、生まれてこの方物心ついてから一度も心を開いて話したことのない兄弟なんです。
 といっても別に心の底から憎み合ってるってわけでもなく、単にお互い無関心なだけですけどね。

 そんな兄貴からの電話だったので、義姉の手紙のときもそうだったんですが、絶ッッッ対悪い知らせに違いない、と思いました。
 具体的にいうと誰が死んだんだろ、って思いましたよ、マジで。笑。
 しかし、そんなことなどおくびにも出さず、何事もないように「どうしたん?」と聞く自分。我ながら演技派。笑。
 頼みがあるっちゃけど、と切り出す我が兄。
 え?と思いましたよ。
 だって思い出す限り、こんな感じで兄貴から何かを頼まれたことがなかったので。
 何だろうと思う自分に、いつになく神妙に兄貴はこう言いました。
「仕事の帰りに、シネコンに寄って、『仮面ライダー』の前売り券を買ってきちゃらん?」
 ガクッと拍子抜けしましたね。
 こっちは誰が死んだんだろう?って内心ビクビクでしたから。
 何でも『仮面ライダー』の映画の前売り券が4/24から発売されたらしいのですが、週明けの月曜日であるこの日にはもう北九州のシネコンでは売り切れていたらしいのです。
 兄貴に『仮面ライダー』を見る趣味はないでしょうから、まぁ甥っ子のたけひろにせがまれたんでしょうね。
 兄貴もいろいろ大変だなぁと思いましたよ。家庭内でいろいろポイントを稼がなくちゃいけないんでしょう。笑。

 ただ、仕事帰りにシネコンに寄るとなると、二十分か、三十分、帰るのが遅くなるんですよね。
 腹も空いてたから、「前売り券を買うのは構わないけど、明日でいいやろ?明日、営業の途中でシネコンに寄るから」と言うと、兄貴は「それでいい」と言って電話を切りました。

 で、結局前売り券はその日、仕事帰りにシネコンに寄って買ったんですけどね。笑。

 それで、自分が買った前売り券はDVDとミニパンフつきの特典がつくトリロジー券ってヤツだったんですけど、驚くなかれ、価格は何と五千円なり。
 三部作分の前売り券がつくとはいえ、それでも暴利だと思いました。
 それが北九州では売り切れてるっていうんだから、世の中本当に不況なのか?と言いたくなります。

 価格もなんですが、さらに驚くのは公開形式。
 三部作というから、てっきり、五月、六月、七月というふうに三ヶ月連続公開なのかと思いきや(それでも充分観客を舐めてると思うけど)、第一部が5/22、第二部が6/5、第三部が6/19とそれぞれの公開日の間隔が二週間しかないんですよ。
 公開期間が二週間しかないんじゃ、ちょっと週末に用事が出来たら簡単に観逃しちゃいますよね。
 製作者はファンを心の底から舐めてる、と思いましたよ。
 真摯な製作者であればこんなふざけた公開形式でなく、まともな作品を一本作るでしょうからね(三本が三本とも傑作という可能性は政治家の公約の実現と同じぐらい低いと思う)。
 『仮面ライダー』ファンでなくて本当によかった!

 そんな阿漕な商売に付き合わなければいけない世の親御さんは、本当にご苦労様です。
 家庭を持つっていうのは大変だなぁとあらためて思いました。 
コメント (3)
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