この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

どの世代にもバカはいる。

2013-10-13 20:20:05 | 戯言
 今日は午前中に映画『死霊館』を観に行き、午後は京極夏彦の講演会を聴きに行きました。
 どちらもとても良かったです。
 本来であればそれらのことについて書くつもりだったのですが、事情があって止めます。

 講演会が終わり、その足で不思議博物館に向かいました。講演会があったミリカローデン那珂川から不思議博物館まで車でほんの十分ぐらいの距離なんですよね。
 さすがに京極夏彦が来館することはありませんでした。
 京極夏彦と不思議博物館の館長、同じ変人同士(失礼!)、水木しげるファン同士、話せば気が合うんじゃないかとは思うのだけれど。

 自分が来館してからしばらく、同じように講演会に行った人がちらほらと現れました。
 その中の一人、五十代と思われる、いい年をしたオッサンがおもむろにipodミニを取り出して、「これを拾ったんだけど、使い方がわからなくてねぇ」みたいなことを言い始めたんですよね。
 最初何を言ってるのか、わかりませんでした。持ち主に返すために(最低限の)情報を引き出そうとしているのかな、ぐらいに考えていました。
 が、よくよく聞いていると、どうもそのオッサン、拾ったipodミニを自分のものにしようとしているのだが、それが上手く行かないと言ってるようでした。
 周りの人間は唖然としていたと思います。
 それで不思議子ちゃんが「それ、警察に届けた方がいいと思いますよ~。落とした人も困ってると思います。」とやんわりと言いました。
 するとそのオッサン、「いやいや、こんなの中古で買えば千円もしないでしょ。届ける必要はないでしょう。」と悪びれもせず言うんです。
 その言い方にカチンと来て、今度は自分が言ったんですよ。
「あなたが拾ったipodミニを警察に届けない限り、それはただの窃盗ですよ。窃盗するのはあなたの勝手だけど、(それを打ち明けることで)俺たちを巻き込まないでもらえます?」って。
 かなりきつい口調で言ったつもりでしたが、カエルの面にションベンというか、相手はまるで反省する様子はありませんでした。
 結局自分たちはそのオッサンを説得することが出来ませんでした。もしかしたら力ずくでipodミニを奪い取って警察に届けるべきだったかもしれませんが、それも出来ませんでした。

 最近十代、二十代の若者が自分のやったバカな行いをツイッターにさらして炎上する騒ぎが頻繁に起こっています。
 そう書くとまるで十代、二十代の若者の中にだけバカな行いをする人間がいるようですが、そうじゃないんですよね。
 十代、二十代に限らず、三十代、四十代、五十代、もしかしたらもっと上の世代の中にもバカなことをやる人間はいるのだと思います。
 ただ、ある程度の年齢になると、馬鹿な行いはしてもツイッターにさらさないだけの分別がついているか、もしくはツイッターにさらすだけのスキルがないということなのでしょう。
 今日オッサンの相手をして、そのことが嫌というほどわかりました。
 他人のipodミニをパクるっていうだけでもどうかしていると思うのに、そのことを平然と不特定多数の人間にひけらかし、さらに周りの人間からそれを諌められても一切反省しないんですからねぇ。まったく理解不能です。

 今日福岡市の城南区付近で(城南区というのもそのオッサンが言ったことで確かなことかどうかわからない。自分の聞き間違いかもしれない。)ipodミニを落とされた方、あなたのipodミニは現在五十代と思しき男性が所持していますよ。
 アグリル・ラヴィーンの楽曲が入っていたということは耳にしました。
 残念ながらそのオッサンとはたまに不思議博物館で顔を合わせる程度であり、個人情報はまったく知らないので、これ以上の情報提供は出来ません(館長もおそらく知らない)。
 あなたのipodミニが一日も早くあなたの手元に戻るといいですね。

 ほんと今日は不思議博物館にいて、初めて不愉快な思いをしました。
 同じ日本人であっても言葉が通じない人っているもんですねぇ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする