この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

愛すべき筋肉バカの祭典『SASUKE2015』。

2015-07-03 23:34:19 | テレビ
 先日、自分が普段見ているテレビのバラエティ番組についての記事を書いたんですけど、その記事にコメントを寄せてくれた人の中に普段からテレビをよく見るという人が皆無で少なからずショックを受けました。
 まぁ充分予期できたことではあったかもしれないんですけどね。若者のテレビ離れが叫ばれて久しいですから。
 ただ、情報としてそれを知っているというのと、目の前にその証左を示されるのとではやっぱりワケが違うというか。
 一人ぐらいは「テレビ、大好きです♪」という人がいてもいいかなって思ってました。

 さて、普段テレビを見ないという人に特に見て欲しいと思うのが、毎年この時期に開催される『SASUKE』です。
 『SASUKE』を単なる筋肉系のバラエティだと思ったら大間違いですよ。
 『SASUKE』はそんじょそこらのテレビドラマではお目にかかれない、濃密な人間ドラマなのです。
 本当にちょっと信じがたいことではあるのですが、『SASUKE』に人生のすべてを賭けている人がいるんです。
 『SASUKE』のために仕事を首になったり、転職したり、そういった人たちが出場者の中に結構いるんです。
 たかだかテレビのバラエティ番組に人生を賭けるのって頭がおかしくないですか?バカとしか言いようがないですよね。
 でも気がつくとテレビ画面から目が離せなくなっていて、そのバカを応援している自分がいるんですよ。
 もっと、もっと頑張れよ!!!
 テレビを見ていてこれほど熱くなれるのって、『SASUKE』ぐらいしか思いつきません。

 今年は実に四年ぶりに完全制覇者が現れました。
 っていうか、四年間完全制覇者がいなかった、というのがある意味驚きではありますが。
 毎年本選に100名出場し、その100名も各地の予選会をくぐりぬけてきたツワモノですから、出場者は筋肉の鎧をまとったサムライみたいな奴らばかりなのですが、今年の完全制覇者がどちらかというと小柄で見た目が朴訥な青年だったのは逆に『SASUKE』らしいなと思いました。
 彼がファイナルステージをクリアした時、思わず「よっしゃ!」とガッツポーズを取ってしまいました。目頭も熱くなりましたよ。

 愛すべき筋肉バカたちよ、来年もまた、熱い感動をよろしく!!
コメント (4)
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