この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

原作付きドラマは原作に忠実であるべきか。

2015-07-02 23:26:14 | テレビ
 7/5から、かつて週刊少年ジャンプで人気を博した漫画を原作とするテレビドラマ『デスノート』が始まります。
 このたび公式サイトで第一話のあらすじが発表され、その原作からの乖離ぶりに原作ファンから猛烈なバッシングを喰らっています。
 中には、
>原作付きの映像化で望んでるのは、原作に忠実以外無い
 と言い切る人までいて、それはどうかなぁと思わずにはいられません。
 原作に忠実なドラマ化以外認めないという人は、具体的にこれまで放映された漫画原作の実写ドラマで、何がよかったっていうんでしょうね。
 『アオイホノオ』ですかね?笑。
 あれは確かに原作に忠実ではあったかもしれないけれど、逆にいえば原作に忠実な実写ドラマってあれぐらいで、あとは大なり小なり何かしらアレンジを施した実写ドラマしかないような気がするけどなぁ。他に何かありましたっけ?
 漫画を実写ドラマ化する際、アレンジすること自体は決して悪いことではないはずです。
 所詮二次元のキャラクターを三次元に描き起こすのですから、まったくそのままというのが無理な話ではないでしょうか。
 要はどうアレンジするかが問題だと思います。
 
 ドラマではなく映画ですが、『予告犯』もずいぶん原作を改変した内容でした。
 ただその改変した個所が純粋に映画として観た場合かなりおかしなことになっていて、だから感心しませんでした(一例を挙げれば唐突に始まる追いかけっことか。あれは変だよねぇ。)
 同じ中村義洋監督であれば、『アヒルと鴨のコインロッカー』の改変箇所が一々理に適っていて、それは非常に感心したものです。

 結局言いたいことは、アレンジすることは決して悪くないということと、それと見もしないうちから作品の評価を下すべきではないということです。
 ドラマを実際に見て、原作へのリスペクトが感じられない、それにドラマとしてまったく面白くない、だからダメだ、というならわかります。
 でもドラマを見もしないうちから、原作とは設定が異なるからダメだ、というのは如何なものかと思わずにはいられません。
 原作とは異なるけれど、面白い実写作品っていくらでもあると思いますけどね。
 例を挙げれば、、、そうだなぁ、『仮面の忍者赤影』とか(例が古すぎるよ!)。

 本来であればドラマの『デスノート』は見るつもりはありませんでした。
 なぜなら原作の『デスノート』自体、途中から読むのを止めてましたからね。後出しジャンケンの如く次から次へと追加されるルールについていけなかったのです。
 でも今回の騒動のおかげで本当にドラマの『デスノート』がダメなのかどうか気になったので一話目だけでも見てみようかと思っています。
 まぁ一話目を見て、本当にダメだった、どうしようもないクズドラマだった、見るだけ時間の無駄だった、ってことになる可能性も大なんですけどね。笑。
コメント (2)
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