この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

正直期待外れだった『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

2015-07-05 21:59:22 | 新作映画
 ジョス・ウェドン監督、ロバート・ダウニーjr主演、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、7/5、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2015年24本目。


 夏の四大超大作映画第一弾『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を観てきました(残る三つは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』、『ジュラシック・ワールド』、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』)。
 で、早速感想なのですが、、、一言で言えば正直期待外れだったです。

 どこら辺が期待外れだったかというと、まず何といっても最強の敵であるウルトロンが実はそれほど強くなかったことでしょうか。
 単体での戦闘力はアイアンマンと同じかそれ以下。なのでいろいろ策を弄することになるのですが、その策がいまいちピンと来ないんです。
 元々ウルトロンはトニー・スタークとブルース・バナーが共同で開発した実体のないコンピューター・プログラムなのですが、何故か彼は実体を持つことにこだわるんですよねぇ。
 実体がなかったら最強じゃん!って自分なんかは思ってしまうんですが、結局何故彼が実体にそこまでこだわるのか、最後までよくわかりませんでした(作劇上の理由としてはウルトロンが実体を持たなければアベンジャーズが彼を倒しようがないから、ですけどね)。
 単体ではそれほど強くないウルトロンですから、クライマックスでは自身の劣化型ロボット軍団を引き連れてアベンジャーズの前に現れます。
 でもこの劣化型ロボットが(数こそ尋常じゃなく多いものの)ウルトロンに輪をかけて弱っちいんですよ。ロボットなのに額を矢で貫かれたぐらいで倒されてしまうんです。っていうか、矢で貫かれるロボットってそもそも材質は何で出来ているんでしょうか?ブリキ?

 二つ目、新しく登場するキャラクターがいまいちカッコよくない。
 今回からクイックシルバーとスカーレットウィッチという超能力姉弟と、ヴィジョンという人造人間がアベンジャーズの仲間に加わるのですが、三人ともあまりカッコいいとは言えず、、中でもヴィジョンがヒーローとは思えぬような外見なんです。今月の映画秘宝を読むとグラフィック表現としては革新的なものがあるとのことですが、正直カッコ悪いなぁと思いました。
 どうもこのヴィジョン、アベンジャーズの中でも最強の力を秘めているようなのですが、本作では秘めた力を秘めたままで終わらせてしまった感があるので、ただ見た目のカッコ悪さだけが記憶に残りました。

 三つ目、本作ではブルースとブラックウィドゥが恋仲になるのですが、その取ってつけた感がハンパなかったです。え、ブラックウィドゥって前作(『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』ではスティーブといい感じじゃなかったですかね?自分の記憶違い?

 まぁそんな感じで自分としてはあまり高い評価をつけられないのですが、本作は興行収入が歴代五位という爆発的なヒットを記録しているので、いまいちだったと思っているのは自分ぐらいかもしれません。
 個人的には来週公開される『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に期待したいです。


 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
コメント (2)
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