この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

五木村に行ってきました、その3。

2016-05-07 23:59:52 | 旅行
 続きです。

 一番ありえんわ!と思ったのがスタッフさんからの次の言葉ですね。
「じゃあ、(プラットホームの)縁からつま先を出してみましょうか?」


   

 それが安全なバンジージャンプをするためのやり方、だそうです。
 でも地上66mの高さで縁からつま先を出す、ってのはありえないですよね?しかもガチガチに拘束された状態で。
 これが一番目だったら、もっとごねていたかもしれません。もしかしたら、無理!って言っていたかも?
 でもすでに先にまささんが飛んで(回収されて)いるわけなんですよ。
 これで自分がごねるとか、まして飛ばないというのはやっぱりありえないわけです。
「(心の)準備は出来ましたか~、じゃあ行ってみましょー、5!」
 いや、準備は出来てないし!と思いましたが、カウントダウンは無情にも続き、4!、3!、2!、1!はい、バンジー!という掛け声とともに自分はゆっくりと体を前の方に倒し、次の瞬間には、、、グン!と凄まじい勢いで前に引っ張られました。
 正直わけがわからなかったです。目を開ける余裕もなかったし。
 そういえば、何て言って飛び降りようか?とずっと長く考えていて、ここは定番(?)の「○○さん、愛している!」(○○に入る名前はご想像にお任せします)にしようか、なんて考えていたのですが、そんな余裕もなかったなぁ。
 気がつくとビヨ~~~ン、ビヨ~~ン、という上下動も収まる頃でした。
 はるか上空のスタッフさんから足首の紐を引っ張ってください、と声を掛けられました。
 あぁ、そうだった、と思ったのですが、普通の体勢ならなんてことないことでも、空中で、しかも逆さとなるとミッション・インポッシブルなわけで、この時の写真の自分は必死すぎてちょっと笑えます(公開はしませんが)。
 その紐を引っ張ることに成功すると支点が足首だったのが腰に移り、楽な姿勢になりました。
 もしかしたら66m、逆さまな状態で引っ張り上げられるのか?と事前に思っていたのですが、さすがにそんなことはなかったです。
 その状態になって初めて写真を撮る余裕が出来ました。そう、相棒の時代遅れのソニーS003も手からすっぽ抜けることもなく、無事ジャンプに成功したのでした。本当は飛び降りている最中に撮りたかったのですが、それもやっぱり無理でした。


   

 文字通り360度遮るもののない、見渡す限りの絶景でした。


   

 これなんか空中遊泳している感がよく出ているかな。


   

 何て事のない橋脚ですけど、よくよく考えるとこの角度で橋脚を写すにはぶら下がるしかないということがわかってもらえると思います。


   

 巻き上げられているときの写真。巻き上げられるのが遅くてねぇ…。笑。

 そんなわけで無事生還することが出来ました。生きてるって素晴らしい!
 生還後、携帯電話を持ってジャンプするのって自分ぐらいのもんでしょう?とスタッフさんに聞いたら、たまにいらっしゃいますよ~、とのことでした。
 そんな馬鹿が自分の他にもいるとはね。笑。

 バンジージャンプを無事終え、センターで修了書を受け取りました。


   

 見よ、これが真の勇者のみが受け取る修了書だ!おっと、本名がバレちまったぜ!

 バンジージャンプ終了後、遅めの昼食と相成りました。
 お蕎麦を食べました。自分は水が綺麗なところは蕎麦も美味しい、と思っていたのですが、五木村の蕎麦はイマイチだったなぁ…。

 五木村に行った際は写真をいっぱい撮ってきてブログにアップしますね!と約束していたのですが、昼食後お土産屋さんをぶらついた頃にはもう四時近く、人吉に向かわなければならなかったので、五木村の名所を見て回る時間はありませんでした。
 なので人吉に向かう途中で撮った写真を一枚だけ。


   

 五木村がツーリングで人気というのも頷ける風景でした。
 このあとは人吉に行ってお土産屋さんに一軒寄り、温泉旅館でお風呂と夕食を頂きました。
 夕食後、帰途に着いたのですが、やっぱり大変でしたね。どちらかというと帰りの方が渋滞がひどかったかなぁ。ほんと、一日中運転して疲れました。

 高速道が完全には復旧していないので、五木村まで辿り着くのが大変ですが、バンジージャンプ、一度はやってみる価値があると思います。それに人吉は温泉や球磨川での川下りやクラフトパークなど観光地として見所が多く、個人的に一押しです。
 是非皆さん一度行ってみてください。


ps.同行してくださったまささん、ありがとうございました。
コメント (6)
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